第6項が143、第15項が44である等差数列$\{a_n\}$があるとき、この数列の値が初めて-100より小さくなるのは第何項か求める問題です。

代数学等差数列数列一般項不等式
2025/6/17

1. 問題の内容

第6項が143、第15項が44である等差数列{an}\{a_n\}があるとき、この数列の値が初めて-100より小さくなるのは第何項か求める問題です。

2. 解き方の手順

等差数列の一般項を an=a+(n1)da_n = a + (n-1)d とします。
ここで、aaは初項、ddは公差です。
問題文より、
a6=a+5d=143a_6 = a + 5d = 143
a15=a+14d=44a_{15} = a + 14d = 44
2つの式を引き算して、aaを消去します。
(a+14d)(a+5d)=44143(a + 14d) - (a + 5d) = 44 - 143
9d=999d = -99
d=11d = -11
求めたddの値を a+5d=143a + 5d = 143 に代入して、aaを求めます。
a+5(11)=143a + 5(-11) = 143
a55=143a - 55 = 143
a=198a = 198
したがって、等差数列の一般項は an=198+(n1)(11)a_n = 198 + (n-1)(-11) です。
an=19811(n1)a_n = 198 - 11(n-1)
an=19811n+11a_n = 198 - 11n + 11
an=20911na_n = 209 - 11n
an<100a_n < -100 となる nn を求めます。
20911n<100209 - 11n < -100
11n<309-11n < -309
11n>30911n > 309
n>30911n > \frac{309}{11}
n>28.0909...n > 28.0909...
nnは整数なので、n=29n = 29が条件を満たす最小の整数となります。

3. 最終的な答え

第29項

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