空間内の平面 $\pi: x + y - 2z + 1 = 0$ と点 $A(4, 1, -3)$ が与えられている。 (1) 点Aを通り、平面$\pi$に垂直な直線$\ell$の方程式を求める。 (2) 直線$\ell$と平面$\pi$の交点Bの座標を求める。

幾何学空間ベクトル平面の方程式直交直線の方程式交点
2025/6/17

1. 問題の内容

空間内の平面 π:x+y2z+1=0\pi: x + y - 2z + 1 = 0 と点 A(4,1,3)A(4, 1, -3) が与えられている。
(1) 点Aを通り、平面π\piに垂直な直線\ellの方程式を求める。
(2) 直線\ellと平面π\piの交点Bの座標を求める。

2. 解き方の手順

(1) 平面π\piの法線ベクトルをn=(1,1,2)\vec{n} = (1, 1, -2)とする。直線\ellは点Aを通り、n\vec{n}に平行な直線なので、その方程式は、実数ttを用いて
(xyz)=(413)+t(112)\begin{pmatrix} x \\ y \\ z \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 4 \\ 1 \\ -3 \end{pmatrix} + t \begin{pmatrix} 1 \\ 1 \\ -2 \end{pmatrix}
と表される。
したがって、直線\ellの方程式は、
x=4+tx = 4 + t
y=1+ty = 1 + t
z=32tz = -3 - 2t
と表せる。
(2) 交点Bの座標を(x,y,z)(x, y, z)とすると、Bは直線\ell上の点なので、ある実数ttを用いて、
x=4+tx = 4 + t
y=1+ty = 1 + t
z=32tz = -3 - 2t
と表せる。また、Bは平面π\pi上の点でもあるので、x+y2z+1=0x + y - 2z + 1 = 0を満たす。
これらを代入して、
(4+t)+(1+t)2(32t)+1=0(4 + t) + (1 + t) - 2(-3 - 2t) + 1 = 0
4+t+1+t+6+4t+1=04 + t + 1 + t + 6 + 4t + 1 = 0
6t+12=06t + 12 = 0
6t=126t = -12
t=2t = -2
これを直線の方程式に代入すると、
x=4+(2)=2x = 4 + (-2) = 2
y=1+(2)=1y = 1 + (-2) = -1
z=32(2)=3+4=1z = -3 - 2(-2) = -3 + 4 = 1
したがって、交点Bの座標は(2,1,1)(2, -1, 1)である。

3. 最終的な答え

(1) 直線\ellの方程式:
x=4+tx = 4 + t, y=1+ty = 1 + t, z=32tz = -3 - 2tttは実数)
(2) 交点Bの座標:
(2,1,1)(2, -1, 1)

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