円Oに内接する四角形ACBAがあり、直線ATは点Aにおける円Oの接線である。$\angle ACB = 60^\circ$、$\angle ATB = 40^\circ$ のとき、$\angle ABC = x$ を求める。

幾何学四角形接線円周角の定理接弦定理角度
2025/6/17

1. 問題の内容

円Oに内接する四角形ACBAがあり、直線ATは点Aにおける円Oの接線である。ACB=60\angle ACB = 60^\circATB=40\angle ATB = 40^\circ のとき、ABC=x\angle ABC = x を求める。

2. 解き方の手順

* 円周角の定理より、AOB=2ACB=2×60=120\angle AOB = 2\angle ACB = 2 \times 60^\circ = 120^\circ となります。
* CAB\angle CABの円周角に対する中心角がCOB\angle COBとなります。
* 接弦定理より、TAB=ACB=60\angle TAB = \angle ACB = 60^\circ
* 三角形ATBにおいて、ATB+TAB+ABT=180\angle ATB + \angle TAB + \angle ABT = 180^\circ なので、40+60+ABT=18040^\circ + 60^\circ + \angle ABT = 180^\circ。よって、ABT=1804060=80\angle ABT = 180^\circ - 40^\circ - 60^\circ = 80^\circ
* ABT=ABC+CBT=x+CBT=80\angle ABT = \angle ABC + \angle CBT = x + \angle CBT = 80^\circ
* 四角形ACBAは円に内接しているので、CAB+ABC=180\angle CAB + \angle ABC = 180^\circが成り立ちます。また、CAB=180x\angle CAB = 180^\circ - x.
* CBT=CAT=60\angle CBT=\angle CAT=60^\circ(接弦定理より)であるから、x+60=80x + 60^\circ = 80^\circ
* したがって、x=8060x = 80^\circ - 60^\circ

3. 最終的な答え

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