* 円周角の定理より、∠ACB=∠BAT=32∘。 * △OAC において、OA=OC(円の半径)であるから、△OAC は二等辺三角形である。よって、∠OAC=∠OCA。 * ∠AOC=180∘−2∠OCA=180∘−2∠ACB=180∘−2×32∘=180∘−64∘=116∘。 * 中心角の定理より、∠AOB=2∠ACB。しかし、∠AOC=116∘ であるから、∠AOB は x の値と異なり、円周角に対応する中心角ではない。 * ∠ACB に対する中心角を考えます。∠AOB は劣弧ABに対する中心角なので、優弧ABに対する中心角は 360∘−x となります。 * 中心角と円周角の関係より 360∘−x=2∠ACB。すると、360∘−x=2×32∘=64∘ となるので、移項して x=360∘−64∘=296∘ となります。これは ∠AOB の値としては不適切です。 * 円の弦に対する円周角と中心角の関係を使うのではなく、接弦定理を利用します。
∠ACB=32∘ なので、x=∠AOB について考えます。∠AOB は中心角です。∠ACB は円周角です。 ∠AOB=2∠ACBの関係が成り立つのは、AB の短い方の弧に対する円周角∠ACBと、中心角∠AOBの場合です。 この問題では、AB の長い方の弧に対する円周角が∠ACBなので、∠AOB=2∠ACB となります。 * ∠AOBを求めます。∠AOC=180∘−2∠ACO でした。∠ACO=∠ACT=∠ABT=32∘ です。よって、∠AOC=180∘−2×32∘=180∘−64∘=116∘となります。△OABは二等辺三角形なので、∠OAB=∠OBA=(180∘−x)/2 * ∠OAT=90∘ なので、∠OAB+∠BAT=90∘ です。∠OAB=90∘−∠BAT=90∘−32∘=58∘ です。 * ∠OAB=58∘=(180∘−x)/2 なので、116∘=180∘−x となります。したがって、x=180∘−116∘=64∘ となります。