3次関数 $f(x) = x^3 - 3x^2 - 3kx - 1$ をその導関数 $f'(x)$ で割ったときの商と余りを求める問題です。

解析学微分3次関数導関数割り算多項式
2025/6/17

1. 問題の内容

3次関数 f(x)=x33x23kx1f(x) = x^3 - 3x^2 - 3kx - 1 をその導関数 f(x)f'(x) で割ったときの商と余りを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、f(x)f(x) の導関数 f(x)f'(x) を計算します。
f(x)=3x26x3kf'(x) = 3x^2 - 6x - 3k
次に、f(x)f(x)f(x)f'(x) で割ります。
割り算を実行するために、まず f(x)f'(x) を3で割って x22xkx^2 - 2x - k とします。
その後、f(x)=x33x23kx1f(x) = x^3 - 3x^2 - 3kx - 1x22xkx^2 - 2x - k で割ります。
割り算を実行すると、以下のようになります。
```
x - 1
x^2-2x-k | x^3 - 3x^2 - 3kx - 1
x^3 - 2x^2 - kx
----------------
-x^2 - 2kx - 1
-x^2 + 2x + k
----------------
-2kx - 2x - k - 1
```
したがって、f(x)=(x22xk)(x1)+(2(k+1)xk1)f(x) = (x^2 - 2x - k)(x - 1) + (-2(k+1)x - k - 1) となります。
f(x)f(x)f(x)f'(x) で割ると、f(x)=13f(x)(x1)+(2(k+1)xk1)f(x) = \frac{1}{3}f'(x)(x-1) + (-2(k+1)x - k - 1) となります。
商は 13(x1)\frac{1}{3}(x-1) で、余りは 2(k+1)x(k+1)-2(k+1)x - (k+1) となります。

3. 最終的な答え

商: 13(x1)\frac{1}{3}(x-1)
余り: 2(k+1)x(k+1)-2(k+1)x - (k+1)

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