吉田さんとお兄さんが同じ学校に通っている。ある朝、吉田さんがお兄さんより先に家を出発し、学校にも先に到着した。グラフは、吉田さんが家を出てからの時間と2人の間の道のりを表している。お兄さんの歩く速さは毎分何メートルか求める。

算数速さグラフ旅人算
2025/6/17

1. 問題の内容

吉田さんとお兄さんが同じ学校に通っている。ある朝、吉田さんがお兄さんより先に家を出発し、学校にも先に到着した。グラフは、吉田さんが家を出てからの時間と2人の間の道のりを表している。お兄さんの歩く速さは毎分何メートルか求める。

2. 解き方の手順

グラフから、吉田さんが家を出てから7分後には2人の距離が490mに最大になったことがわかる。その後、2人の距離は縮まっている。12分後には420mになっている。
このことから、お兄さんが家を出発したのは、吉田さんが出発してから7分後であり、12分後から2人が出会うまでの時間で距離がどれだけ縮まったのかを計算し、お兄さんの歩く速さを求めることができる。
2人が出会うまでの時間を計算するためには、まず吉田さんの速度を求める必要がある。
吉田さんが家を出てから7分間に490mの距離ができたので、吉田さんの速度は、
490÷7=70490 \div 7 = 70 m/分。
12分後から2人が出会うまでの時間を tt 分とする。
このとき、吉田さんはすでに家を出発してから12分経っているので、吉田さんが2人が出会うまでに追加で移動する距離は70t70t m。
一方、お兄さんは吉田さんが出発してから7分後に家を出発し、12分後から2人が出会うまでの tt 分間歩いたので、お兄さんの速度をvv m/分とすると、お兄さんが移動する距離は vtvt m。
12分後の2人の距離は420mなので、2人が出会うまでに2人が移動する距離の合計は420mとなる。
70t+vt=42070t + vt = 420
次に、12分から最終的に2人の距離が0になる地点(グラフの横軸との交点)までの時間を求める。
グラフを見ると、12分から横軸までの距離は420mであり、傾きは 420/(x12)-420/(x-12) で表される。
7分から12分の間のグラフの傾きは 490420127=705=14\frac{490-420}{12-7} = \frac{70}{5} = 14 である。
グラフが直線であると仮定すると、12分から y=0y = 0 になるまでにかかる時間 tt' は、相似の関係から 4907=420t\frac{490}{7} = \frac{420}{t'} となるので、t=4207490=42070×7070=6t' = \frac{420*7}{490} = \frac{420}{70} \times \frac{70}{70} = 6
つまり、吉田さんが家を出てから 12+6=1812 + 6 = 18 分後に吉田さんとお兄さんが出会う。
お兄さんは吉田さんが出発してから7分後に家を出発するので、お兄さんが歩いた時間は 187=1118 - 7 = 11 分。
お兄さんの歩く速さを vv m/分とすると、お兄さんは11分間で吉田さんとの距離を490mから0mにしたので、
70×(1812)+v(187)=70(6)+v(11)70 \times (18 - 12) + v(18-7) = 70(6) + v(11) は、吉田さんが18分までに進んだ距離に等しい。吉田さんは18分で家から学校までたどり着いたので。
吉田さんが18分で進んだ距離から、2人が出会った時に縮まった420mをお兄さんが歩いたと考えると、
11v=42011v = 420
v=42011=38.1818...v = \frac{420}{11} = 38.1818...
グラフより、吉田さんが12分後から6分後に学校に到着したことになる。
この時、お兄さんは5分間(12 - 7)遅れて出発したので、到着までにかかった時間は11分である。
吉田さんが1分間に進む距離は 490/7=70490/7 = 70m。
吉田さんが12分後に420mまで距離が縮まったのは、お兄さんが1分間に xx m進むとすると、
5x+70(5)=490420=705x + 70(5) = 490 - 420 = 70
7x=707x = 70
490m地点から、12分後の420m地点まで5分で70m縮まっていることから、70×55v=49042070 \times 5 - 5v = 490 - 420
3505v=70350 - 5v = 70
5v=2805v = 280
v=56v = 56 m/分

3. 最終的な答え

毎分(56)m

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