$(\frac{2}{3})^{40}$ を小数で表したとき、小数第何位に初めて0でない数字が現れるか、また、その数字は何かを求める問題です。ただし、$\log_{10} 2 = 0.3010$, $\log_{10} 3 = 0.4771$ が与えられています。

応用数学対数指数近似桁数
2025/6/18

1. 問題の内容

(23)40(\frac{2}{3})^{40} を小数で表したとき、小数第何位に初めて0でない数字が現れるか、また、その数字は何かを求める問題です。ただし、log102=0.3010\log_{10} 2 = 0.3010, log103=0.4771\log_{10} 3 = 0.4771 が与えられています。

2. 解き方の手順

まず、A=(23)40A = (\frac{2}{3})^{40} とおき、常用対数をとります。
log10A=log10(23)40=40log1023=40(log102log103)\log_{10} A = \log_{10} (\frac{2}{3})^{40} = 40 \log_{10} \frac{2}{3} = 40 (\log_{10} 2 - \log_{10} 3)
与えられた値を代入すると、
log10A=40(0.30100.4771)=40(0.1761)=7.044\log_{10} A = 40 (0.3010 - 0.4771) = 40(-0.1761) = -7.044
log10A=7.044=8+(87.044)=8+0.956\log_{10} A = -7.044 = -8 + (8-7.044) = -8 + 0.956
ここで、A=108×100.956A = 10^{-8} \times 10^{0.956} となります。
100.95610^{0.956} の値を推定します。
log109=log1032=2log103=2(0.4771)=0.9542\log_{10} 9 = \log_{10} 3^2 = 2 \log_{10} 3 = 2(0.4771) = 0.9542
log1010=1\log_{10} 10 = 1
100.95610^{0.956} は9と10の間にあることがわかり、9にかなり近いことがわかります。
100.9569.010^{0.956} \approx 9.0 と近似できます。
したがって、A=(23)409.0×108A = (\frac{2}{3})^{40} \approx 9.0 \times 10^{-8}
よって、小数第8位に初めて0でない数字が現れ、その数字は9であると推定できます。

3. 最終的な答え

小数第8位に初めて0でない数字が現れ、その数字は9。

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