問題1:周期 $T = 0.2$ [s] の単振動を行っている質量 $m = 0.5$ [kg] の物体の最大の速さが $4\pi$ [m/s] であるとき、(1)この単振動の振幅と(2)物体が受ける力の大きさの最大値を求めよ。 問題2:周期 $T = 4.0$ [s] の単振動について、円周率を $\pi$ として、角振動数 $\omega$ を求めよ。

応用数学単振動物理角振動数振幅力の大きさ
2025/6/18
はい、承知いたしました。以下に問題の解答を示します。

1. 問題の内容

問題1:周期 T=0.2T = 0.2 [s] の単振動を行っている質量 m=0.5m = 0.5 [kg] の物体の最大の速さが 4π4\pi [m/s] であるとき、(1)この単振動の振幅と(2)物体が受ける力の大きさの最大値を求めよ。
問題2:周期 T=4.0T = 4.0 [s] の単振動について、円周率を π\pi として、角振動数 ω\omega を求めよ。

2. 解き方の手順

問題1:
(1) 単振動の振幅を AA、角振動数を ω\omega とすると、最大の速さ vmaxv_{max} は、vmax=Aωv_{max} = A\omega で表されます。
また、周期 TT と角振動数 ω\omega の関係は、ω=2πT\omega = \frac{2\pi}{T} です。
したがって、
ω=2π0.2=10π\omega = \frac{2\pi}{0.2} = 10\pi [rad/s]
A=vmaxω=4π10π=0.4A = \frac{v_{max}}{\omega} = \frac{4\pi}{10\pi} = 0.4 [m]
(2) 単振動における力の大きさの最大値 FmaxF_{max} は、Fmax=mamaxF_{max} = m a_{max} で表されます。ここで、amaxa_{max} は加速度の最大値であり、amax=Aω2a_{max} = A\omega^2 です。
したがって、
amax=0.4×(10π)2=0.4×100π2=40π2a_{max} = 0.4 \times (10\pi)^2 = 0.4 \times 100\pi^2 = 40\pi^2 [m/s2^2]
Fmax=0.5×40π2=20π2F_{max} = 0.5 \times 40\pi^2 = 20\pi^2 [N]
問題2:
周期 TT と角振動数 ω\omega の関係は、ω=2πT\omega = \frac{2\pi}{T} です。
したがって、
ω=2π4.0=π2\omega = \frac{2\pi}{4.0} = \frac{\pi}{2} [rad/s]

3. 最終的な答え

問題1:
(1) 振幅:0.4 [m]
(2) 力の大きさの最大値:20π220\pi^2 [N]
問題2:
角振動数:π2\frac{\pi}{2} [rad/s]

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