質量0.50kgの小物体が半径2.0mの円周上を等速円運動している。周期が8.0秒であるとき、以下の問いに答える。ただし、円周率 $\pi = 3.14$とする。 (1) 回転数はいくらか。 (2) 小物体の速さはいくらか。 (3) 小物体の加速度はいくらか。

応用数学力学円運動物理加速度速さ回転数
2025/6/18

1. 問題の内容

質量0.50kgの小物体が半径2.0mの円周上を等速円運動している。周期が8.0秒であるとき、以下の問いに答える。ただし、円周率 π=3.14\pi = 3.14とする。
(1) 回転数はいくらか。
(2) 小物体の速さはいくらか。
(3) 小物体の加速度はいくらか。

2. 解き方の手順

(1) 回転数 nn は、周期 TT の逆数で与えられます。つまり、n=1Tn = \frac{1}{T}です。周期が8.0秒なので、n=18.0n = \frac{1}{8.0} を計算します。
(2) 小物体の速さ vv は、円周の長さ 2πr2\pi r を周期 TT で割ることで求められます。つまり、v=2πrTv = \frac{2\pi r}{T} です。半径 r=2.0r = 2.0 m、周期 T=8.0T = 8.0 s、π=3.14\pi = 3.14 を代入して計算します。
v=2×3.14×2.08.0v = \frac{2 \times 3.14 \times 2.0}{8.0}
(3) 小物体の加速度 aa (向心加速度) は、a=v2ra = \frac{v^2}{r} で与えられます。ここで、vv は(2)で求めた速さ、rr は半径です。vv の値を代入して計算します。

3. 最終的な答え

(1) 回転数:
n=18.0=0.125n = \frac{1}{8.0} = 0.125 [Hz]
(2) 速さ:
v=2×3.14×2.08.0=12.568.0=1.57v = \frac{2 \times 3.14 \times 2.0}{8.0} = \frac{12.56}{8.0} = 1.57 [m/s]
(3) 加速度:
a=(1.57)22.0=2.46492.0=1.232451.23a = \frac{(1.57)^2}{2.0} = \frac{2.4649}{2.0} = 1.23245 \approx 1.23 [m/s2^2]
(1) 0.125 Hz
(2) 1.57 m/s
(3) 1.23 m/s2^2

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