画像に掲載されている数学の問題のうち、以下の問題を解きます。 **1** 第4項が14, 第8項が30である等差数列がある。次の数は、この数列の項であるかどうかを調べよ。また、項であるときは第何項かを求めよ。 (1) 70 (2) 123 **2** 初項が60, 末項が-30である等差数列の和が240であるとき、この数列の公差と項数を求めよ。 **3** 1日目に1円、2日目に2円、3日目に4円、4日目に8円、...というように、2日目以降は前日の2倍の金額を毎日貯金するとき、15日間での貯金の総額を求めよ。 **4** 初項が正の数である等比数列 $\{a_n\}$ の、第2項と第4項の和が20で、第4項と第6項の和が80であるとき、次のものを求めよ。 (1) 初項と公比 (2) 初項から第10項までの和 **5** 次の数列の第 $k$ 項を $k$ の式で表せ。また、この数列の和を求めよ。 1, 1+3, 1+3+5, ..., 1+3+5+...+(2n-1) **6** 次の条件によって定められる数列 $\{a_n\}$ がある。 $a_1 = 1, \quad na_{n+1} = 2(n+1)a_n \quad (n = 1, 2, 3, \dots)$ (1) $b_n = \frac{a_n}{n}$ とするとき、数列 $\{b_n\}$ の一般項を求めよ。 (2) 数列 $\{a_n\}$ の一般項を求めよ。 **7** すべての自然数 $n$ について、$7^n - 1$ は6の倍数である。このことを、数学的帰納法を用いて証明せよ。
2025/6/19
1. 問題の内容
画像に掲載されている数学の問題のうち、以下の問題を解きます。
**1** 第4項が14, 第8項が30である等差数列がある。次の数は、この数列の項であるかどうかを調べよ。また、項であるときは第何項かを求めよ。
(1) 70
(2) 123
**2** 初項が60, 末項が-30である等差数列の和が240であるとき、この数列の公差と項数を求めよ。
**3** 1日目に1円、2日目に2円、3日目に4円、4日目に8円、...というように、2日目以降は前日の2倍の金額を毎日貯金するとき、15日間での貯金の総額を求めよ。
**4** 初項が正の数である等比数列 の、第2項と第4項の和が20で、第4項と第6項の和が80であるとき、次のものを求めよ。
(1) 初項と公比
(2) 初項から第10項までの和
**5** 次の数列の第 項を の式で表せ。また、この数列の和を求めよ。
1, 1+3, 1+3+5, ..., 1+3+5+...+(2n-1)
**6** 次の条件によって定められる数列 がある。
(1) とするとき、数列 の一般項を求めよ。
(2) 数列 の一般項を求めよ。
**7** すべての自然数 について、 は6の倍数である。このことを、数学的帰納法を用いて証明せよ。
2. 解き方の手順
**1** 等差数列の問題
(1) 初項を , 公差を とすると、
第4項は
第8項は
これらの連立方程式を解くと、
より
より
したがって、一般項は
70が項であるか確認:
したがって、70は第18項である。
123が項であるか確認:
が整数ではないので、123は項ではない。
(2) (上記と同じ)
**2** 等差数列の和の問題
初項を , 末項を , 項数を , 公差を とする。
和 である。
より
また、 より
より
**3** 貯金の総額の問題
1日目から15日目までの貯金額は、初項1, 公比2の等比数列の和である。
**4** 等比数列の問題
初項を , 公比を とする。
第2項と第4項の和は
第4項と第6項の和は
初項が正の数であるから .
(1) 初項は2, 公比は2
(2) 初項から第10項までの和は
**5** 数列の問題
第 項は である。これは初項1, 公差2の等差数列の和である。
第 項は である。
数列の和を とすると、
**6** 数列の問題
(1) とする。
これは初項 , 公比2の等比数列である。
(2)
**7** 数学的帰納法の問題
(1) のとき、 は6の倍数である。
(2) のとき、 が6の倍数であると仮定する。つまり、 ( は整数) とおく。
のとき、
は整数であるから、 は6の倍数である。
したがって、数学的帰納法により、すべての自然数 について、 は6の倍数である。
3. 最終的な答え
**1**
(1) 70は第18項である。
(2) 123は項ではない。
**2**
公差: -6
項数: 16
**3**
32767円
**4**
(1) 初項: 2, 公比: 2
(2) 2046
**5**
第 項:
数列の和:
**6**
(1)
(2)
**7**
証明完了