(1)
まず、等比数列 {an} の初項を a、公比を r とする。 問題文より、
a+ar+ar2=21 ar3+ar4+ar5=168 ar3+ar4+ar5=r3(a+ar+ar2)=168 r3(21)=168 r3=21168=8 よって公比は2である。
a+ar+ar2=a+2a+4a=7a=21 よって、一般項は an=3⋅2n−1 である。 次に ∑k=110ak を求める。 ∑k=110ak=r−1a(r10−1)=2−13(210−1)=3(1024−1)=3(1023)=3069 (2)
(i)
数列は、第 n 群が n 個の奇数を小さい順に並べたものである。 11は奇数であり、2n−1=11 を満たす n は n=6 なので、11は6番目の奇数である。 第 n 群には n 個の奇数が含まれているため、11が初めて現れるのは第6群に含まれる。 具体的には、第6群は 1,3,5,7,9,11 であり、11は第6群の6番目の項である。 各群に含まれる項数を足し合わせると、1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 = 21である。
したがって、11はこの数列全体の21項目である。
(ii)
第 n 群の最初の項は 2(1+2+...+(n−1))+1=22(n−1)n+1=n(n−1)+1=n2−n+1 である。 第 n 群の最後の項は n2+n−1である。 第 n 群は n 個の連続する奇数からなるので、第 n 群の和は n2−n+1+(n2−n+3)+...+(n2+n−1)=∑k=1n(n2−n+(2k−1))=∑k=1n(n2−n+2k−1)=n(n2−n−1)+2∑k=1nk=n(n2−n−1)+2⋅2n(n+1)=n(n2−n−1)+n(n+1)=n(n2−n−1+n+1)=n3 となる。 したがって、第 n 群のすべての値の和は n3 である。 初項から第6群の末項までの和は、各群の和を足し合わせればよい。
∑n=16n3=13+23+33+43+53+63=(1+2+3+4+5+6)2=(26⋅7)2=212=441