与えられた式 $x^2 + 2xy - 8x - 14y + 7$ を因数分解してください。

代数学因数分解二次式多項式
2025/6/19

1. 問題の内容

与えられた式 x2+2xy8x14y+7x^2 + 2xy - 8x - 14y + 7 を因数分解してください。

2. 解き方の手順

まず、式を整理して因数分解しやすい形にすることを試みます。
xx について整理すると、
x2+(2y8)x14y+7x^2 + (2y - 8)x - 14y + 7
となります。
次に、たすき掛けを試みることを考えます。
定数項 14y+7=7(12y)-14y + 7 = 7(1-2y)に着目し、(x+a)(x+b)(x+a)(x+b)という形に因数分解できると仮定します。
すると、ab=14y+7ab = -14y + 7 であり、a+b=2y8a + b = 2y - 8 となるような aabb を見つけたいことになります。
ここで、x2+2xy8x14y+7x^2 + 2xy - 8x - 14y + 7を注意深く見ると、x2+2xyx^2 + 2xyという項があるので、(x+2y)(x+2y)という形が出てきそうです。
そこで、以下のように式を変形してみます。
x2+2xy8x14y+7=x(x+2y)8x14y+7x^2 + 2xy - 8x - 14y + 7 = x(x+2y) - 8x - 14y + 7
x(x+2y)x(x+2y) から、x+2yx+2y の形が出てくるように、残りの項を (x+2y)(x+2y) で括ることを試みます。
しかし、直接にはうまくいきません。
別の方法として、因数分解の形を(x+Ay+B)(x+Cy+D)(x + Ay + B)(x + Cy + D) の形だと仮定して、展開したときに元の式と一致するように係数を決定する方法を考えます。
しかし、この方法は計算が複雑になるため、より簡単な方法を探します。
与式に、yyの係数に注目し、14y-14yという項に着目して、(x+ay+b)(x+ay+b)のような形が出てくることを期待し、因数分解を試みる。
x2+2xy8x14y+7=(x+2y)(x+c)+dx^2 + 2xy - 8x - 14y + 7 = (x+2y)(x+c) + d と仮定すると、
(x+2y)(x+c)+d=x2+cx+2xy+2cy+d=x2+2xy+cx+2cy+d(x+2y)(x+c) + d = x^2 + cx + 2xy + 2cy + d = x^2 + 2xy + cx + 2cy + d
これは、
x2+2xy8x14y+7x^2 + 2xy - 8x - 14y + 7
と一致しない。
式全体をよく見ると、以下のようにも変形できます。
x2+2xy8x14y+7=x28x+16+2xy14y9x^2 + 2xy - 8x - 14y + 7 = x^2 - 8x + 16 + 2xy - 14y - 9
=(x4)2+2y(x7)9= (x-4)^2 + 2y(x-7) - 9
やはり、うまくいきません。
ここで、発想を変えて、与えられた式を因数分解するのではなく、式を0とおいたときにどのような解を持つかを考えることにします。しかし、これは問題の意図とは異なると考えられます。
最終的には、この式はこれ以上簡単に因数分解できないと判断します。

3. 最終的な答え

因数分解できません。

「代数学」の関連問題

与えられた行列の階数(ランク)を求めます。行列は次の通りです。 $ \begin{pmatrix} a & b & b & b \\ b & a & b & b \\ b & b & a & b \\...

線形代数行列階数ランク
2025/6/19

(2) 不等式 $|x^2-2x-8| \le x+2$ を解く。 (3) $y = x+2$ と $y = |x^2-2x-8|$ で囲まれた部分が2つある。囲まれた部分の面積が大きい方の面積を求め...

不等式絶対値二次関数面積方程式グラフ
2025/6/19

(i) 例4.4.2の中で、$c \in \mathbb{R}$ と $\boldsymbol{x} \in \mathbb{R}^2$ に対して、$\phi_\theta(c\boldsymbol{...

線形写像線形変換ベクトル写像
2025/6/19

$(3\sqrt{3} - \sqrt{6})^2$ を計算せよ。

平方根式の展開計算
2025/6/19

ある中学校の1年生と2年生の生徒数の合計は145人である。1年生の30%と2年生の36%が自転車で通学しており、その人数は48人である。1年生の人数を$x$人、2年生の人数を$y$人として、表を完成さ...

連立方程式文章問題割合
2025/6/19

与えられた6つの二次式を平方完成させる問題です。

二次式平方完成
2025/6/19

問題1: ある中学校の1年生と2年生の生徒数を求める問題です。1年生を$x$人、2年生を$y$人とし、生徒数の合計、自転車通学者の割合と人数が与えられています。 問題2: AとBのケーキの昨日の販売個...

連立方程式文章問題方程式数量関係
2025/6/19

問題1:120円のりんごを $x$ 個、140円のももを $y$ 個買ったところ、合計10個で代金は1360円だった。このとき、$x$ と $y$ の関係式を個数と代金についてそれぞれ求め、連立方程式...

連立方程式文章問題一次方程式代金
2025/6/19

実数係数の4次以下の多項式の集合 $R_4[x]$ が、実数体 $\mathbb{R}$ 上の線形空間であることを示す問題です。ただし、多項式 $f(x)$ と $g(x)$ はそれぞれ $f(x) ...

線形空間多項式線形独立線形結合
2025/6/19

次の方程式を解きます。 (1) $2x - y = 4x + 3y = 10$ (2) $x + y = x - y + 2 = 7$ (3) $3x + 2y = 1 = -2x - y$ (4) ...

連立方程式一次方程式
2025/6/19