与えられた2つの条件pとqに対して、命題 $p \Rightarrow q$ の真偽を、集合を用いて調べる問題です。 (1) $p: x \leq 2$, $q: x \leq 4$ (xは実数) (2) $p: m$ は12の正の約数, $q: m$ は18の正の約数 (mは自然数)

論理学命題集合真偽条件
2025/6/19

1. 問題の内容

与えられた2つの条件pとqに対して、命題 pqp \Rightarrow q の真偽を、集合を用いて調べる問題です。
(1) p:x2p: x \leq 2, q:x4q: x \leq 4 (xは実数)
(2) p:mp: m は12の正の約数, q:mq: m は18の正の約数 (mは自然数)

2. 解き方の手順

(1)
p:x2p: x \leq 2を満たす実数xの集合をP、q:x4q: x \leq 4を満たす実数xの集合をQとします。
実数全体を数直線で考えると、Pは数直線上で2以下の部分全体、Qは4以下の部分全体です。
明らかに PQP \subset Q が成立します。
したがって、命題 pqp \Rightarrow q は真です。
(2)
p:mp: m は12の正の約数 を満たす自然数mの集合をP、q:mq: m は18の正の約数 を満たす自然数mの集合をQとします。
P={1, 2, 3, 4, 6, 12}
Q={1, 2, 3, 6, 9, 18}
PQP \subset Q が成立するかどうかを調べます。
4がPに含まれていますがQには含まれていません。
12がPに含まれていますがQには含まれていません。
したがって、PQP \subset Q は成立しません。
したがって、命題 pqp \Rightarrow q は偽です。

3. 最終的な答え

(1) 真
(2) 偽

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