与えられた2つの命題について、それぞれの否定を述べ、もとの命題とその否定の真偽を判定する。 (1) すべての実数 $x$ について $(x-1)^2 \neq 0$ (2) ある自然数 $n$ について $n^2 = 5n$
2025/6/22
1. 問題の内容
与えられた2つの命題について、それぞれの否定を述べ、もとの命題とその否定の真偽を判定する。
(1) すべての実数 について
(2) ある自然数 について
2. 解き方の手順
(1) の場合
* **否定**: 「すべての」の否定は「ある」なので、「ある実数 について 」となる。
* **もとの命題の真偽**: がすべての実数 について成り立つわけではない。例えば、 のとき となり、 は成り立たない。したがって、もとの命題は偽である。
* **否定の真偽**: ある実数 について が成り立つかどうかを考える。 のとき となり、成り立つ。したがって、否定は真である。
(2) の場合
* **否定**: 「ある」の否定は「すべての」なので、「すべての自然数 について 」となる。
* **もとの命題の真偽**: ある自然数 について が成り立つかどうかを考える。 のとき となり、成り立つ。したがって、もとの命題は真である。
* **否定の真偽**: すべての自然数 について が成り立つかどうかを考える。 のとき なので、 となり、 は成り立たない。したがって、否定は偽である。
3. 最終的な答え
(1)
* 否定: ある実数 について
* もとの命題: 偽
* 否定: 真
(2)
* 否定: すべての自然数 について
* もとの命題: 真
* 否定: 偽