1辺の長さが1の正四面体の体積を求める問題です。

幾何学体積正四面体ピタゴラスの定理正三角形空間図形
2025/6/19

1. 問題の内容

1辺の長さが1の正四面体の体積を求める問題です。

2. 解き方の手順

正四面体の体積 VV は、底面積 SS と高さ hh を用いて、
V=13ShV = \frac{1}{3} S h
で求められます。
まず、正四面体の底面となる正三角形の面積を求めます。正三角形の一辺の長さが1なので、面積 SS は、
S=34×12=34S = \frac{\sqrt{3}}{4} \times 1^2 = \frac{\sqrt{3}}{4}
次に、正四面体の高さを求めます。正四面体の頂点から底面に下ろした垂線の足は、底面の正三角形の重心に一致します。重心は、正三角形の中線を2:1に内分する点です。
底面の正三角形の一つの頂点から対辺の中点までの距離(中線の長さ)は、32 \frac{\sqrt{3}}{2} です。
したがって、重心から頂点までの距離は、23×32=33 \frac{2}{3} \times \frac{\sqrt{3}}{2} = \frac{\sqrt{3}}{3} となります。
正四面体の高さ hh は、ピタゴラスの定理を用いて計算できます。
h2+(33)2=12h^2 + (\frac{\sqrt{3}}{3})^2 = 1^2
h2+39=1h^2 + \frac{3}{9} = 1
h2=113=23h^2 = 1 - \frac{1}{3} = \frac{2}{3}
h=23=63h = \sqrt{\frac{2}{3}} = \frac{\sqrt{6}}{3}
最後に、正四面体の体積 VV を計算します。
V=13×34×63=1836=3236=212V = \frac{1}{3} \times \frac{\sqrt{3}}{4} \times \frac{\sqrt{6}}{3} = \frac{\sqrt{18}}{36} = \frac{3\sqrt{2}}{36} = \frac{\sqrt{2}}{12}

3. 最終的な答え

212\frac{\sqrt{2}}{12}

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