座標空間に2点A(2, 2, 3), B(4, 3, 5)をとり、ABを1辺とする正四面体ABCDを考える。 (1) $|AB|$, $AB \cdot AC$ を求めよ。 (2) 辺ABを $t : (1-t)$ に内分する点をPとするとき、$\vec{PC} \cdot \vec{PD}$, $|\vec{PC}|^2$ を $t$ で表せ。 (3) $\angle{CPD} = \theta$ とおくとき、$\cos\theta$ を $t$ で表せ。 (4) $\cos\theta$ の最小値と、そのときの $t$ の値を求めよ。
2025/6/20
1. 問題の内容
座標空間に2点A(2, 2, 3), B(4, 3, 5)をとり、ABを1辺とする正四面体ABCDを考える。
(1) , を求めよ。
(2) 辺ABを に内分する点をPとするとき、, を で表せ。
(3) とおくとき、 を で表せ。
(4) の最小値と、そのときの の値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) を求める。
次に、 を求める必要があるが、 の座標が不明なので、正四面体の性質を利用する。正四面体では、 かつ である。
(2)
正四面体の性質より、
同様に
C, Dの座標は不明なので、一旦保留。 を で表す。
ここで、を用いる。正四面体の各辺の長さは等しい。
(3) を で表す。
正四面体なので、
(4) の最小値と、そのときの の値を求める。
より、
なので、
を代入。
3. 最終的な答え
(1) ,
(2)
(3)
(4) の最小値: , そのときの の値: