$a, b$ は実数、$i$ は虚数単位とする。3次方程式 $x^3 + ax^2 + bx + 10 = 0$ が $2+i$ を解にもつとき、以下の空欄を埋める問題。

代数学三次方程式複素数解の公式因数定理
2025/6/20

1. 問題の内容

a,ba, b は実数、ii は虚数単位とする。3次方程式 x3+ax2+bx+10=0x^3 + ax^2 + bx + 10 = 02+i2+i を解にもつとき、以下の空欄を埋める問題。

2. 解き方の手順

まず、x=2+ix=2+i が解ならば、共役複素数である 2i2-i も解になる。したがって、アには 2i2-i が入る。
g(x)=(x(2+i))(x(2i))=(x2i)(x2+i)=(x2)2(i)2=x24x+4(1)=x24x+5g(x) = (x - (2+i))(x - (2-i)) = (x-2-i)(x-2+i) = (x-2)^2 - (i)^2 = x^2 - 4x + 4 - (-1) = x^2 - 4x + 5
したがって、イには 44, ウには 55 が入る。
x3+ax2+bx+10x^3 + ax^2 + bx + 10g(x)=x24x+5g(x) = x^2 - 4x + 5 で割ると、
x3+ax2+bx+10=(x24x+5)(x+(a+4))+((b+4a+165)x+105a20)x^3 + ax^2 + bx + 10 = (x^2 - 4x + 5)(x + (a+4)) + ( (b+4a+16-5)x + 10-5a-20 )
=(x24x+5)(x+(a+4))+((b+4a+11)x+(5a10)) = (x^2 - 4x + 5)(x + (a+4)) + ( (b+4a+11)x + (-5a-10) )
x3+ax2+bx+10x^3 + ax^2 + bx + 10g(x)g(x) で割り切れるから、余りは 00 でなければならない。
よって、b+4a+11=0b+4a+11 = 0 かつ 5a10=0-5a-10=0 が成立する。
5a10=0-5a - 10 = 0 より、5a=10-5a = 10 なので、a=2a=-2
b+4a+11=0b + 4a + 11 = 0a=2a=-2 を代入すると、b+4(2)+11=0b + 4(-2) + 11 = 0 より、b8+11=0b - 8 + 11 = 0 なので、b=3b = -3
したがって、エには 2+4=2-2+4 = 2、オには 00、カには 00、キには 2-2、クには 3-3 が入る。
3次方程式 x32x23x+10=0x^3 -2x^2 -3x + 10 = 0 の解は x=2+i,2ix=2+i, 2-ix+(a+4)=x+(2+4)=x+2=0x+(a+4) = x + (-2+4) = x+2 = 0 より、x=2x=-2
したがって、ケには 2-2 が入る。

3. 最終的な答え

ア:2-i
イ:4
ウ:5
エ:a+4 = 2
オ:0
カ:0
キ:-2
ク:-3
ケ:-2

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