小学校の生徒35人に野菜の好き嫌いを聞いたアンケートの結果が表で与えられている。「にんじんは好きだがピーマンは嫌い」という生徒が4人いるとき、にんじんとピーマンの両方が嫌いな生徒の人数を求める。

算数集合ベン図場合の数小学生
2025/6/20

1. 問題の内容

小学校の生徒35人に野菜の好き嫌いを聞いたアンケートの結果が表で与えられている。「にんじんは好きだがピーマンは嫌い」という生徒が4人いるとき、にんじんとピーマンの両方が嫌いな生徒の人数を求める。

2. 解き方の手順

まず、集合の考え方を使って問題を整理する。
- 全体の生徒数: 35人
- にんじんが好きな生徒: 12人
- ピーマンが好きな生徒: 9人
- にんじんが嫌いな生徒: 23人
- ピーマンが嫌いな生徒: 26人
- にんじんは好きだがピーマンは嫌いな生徒: 4人
次に、ベン図をイメージする。全体をUU、にんじんが好きな生徒の集合をAA、ピーマンが好きな生徒の集合をBBとする。
- n(U)=35n(U) = 35
- n(A)=12n(A) = 12
- n(B)=9n(B) = 9
- n(A)=23n(\overline{A}) = 23 (にんじんが嫌いな生徒数)
- n(B)=26n(\overline{B}) = 26 (ピーマンが嫌いな生徒数)
- n(AB)=4n(A \cap \overline{B}) = 4 (にんじんは好きだがピーマンは嫌いな生徒数)
にんじんが好きな生徒は12人であり、「にんじんは好きだがピーマンは嫌い」な生徒が4人なので、「にんじんもピーマンも好き」な生徒は 124=812 - 4 = 8 人。つまり、n(AB)=8n(A \cap B) = 8
ピーマンが好きな生徒は9人なので、「ピーマンは好きだがにんじんは嫌い」な生徒は 98=19 - 8 = 1 人。つまり、n(AB)=1n(\overline{A} \cap B) = 1
「にんじんが好き」または「ピーマンが好き」な生徒の数は、
n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)=12+98=13n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B) = 12 + 9 - 8 = 13 人。
両方とも嫌いな生徒の数は、全体の生徒数から「にんじんが好き」または「ピーマンが好き」な生徒の数を引いたもの。
n(AB)=n(U)n(AB)=3513=22n(\overline{A} \cap \overline{B}) = n(U) - n(A \cup B) = 35 - 13 = 22 人。

3. 最終的な答え

どちらも嫌いな生徒は22人。

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