等比数列 $\{a_n\}$ について、一般項 $a_n$ と初項から第 $n$ 項までの和 $S_n$ を求める問題です。 (5) 初項 $a = -2$、第6項 $a_6 = -64$ (6) 第2項 $a_2 = 108$、第5項 $a_5 = -4$

代数学数列等比数列一般項公比
2025/6/20

1. 問題の内容

等比数列 {an}\{a_n\} について、一般項 ana_n と初項から第 nn 項までの和 SnS_n を求める問題です。
(5) 初項 a=2a = -2、第6項 a6=64a_6 = -64
(6) 第2項 a2=108a_2 = 108、第5項 a5=4a_5 = -4

2. 解き方の手順

(5)の場合:
等比数列の一般項は an=arn1a_n = ar^{n-1} で表されます。ここで、aa は初項、rr は公比、nn は項の番号です。
まず、公比 rr を求めます。a6=ar5a_6 = ar^5 より、64=2r5-64 = -2r^5 となります。
r5=32r^5 = 32
r=2r = 2
したがって、一般項は an=22n1=2na_n = -2 \cdot 2^{n-1} = -2^n となります。
初項から第 nn 項までの和 SnS_n は、等比数列の和の公式 Sn=a(1rn)1rS_n = \frac{a(1-r^n)}{1-r} を用いて求めます。
Sn=2(12n)12=2(12n)1=2(12n)=22n+1S_n = \frac{-2(1-2^n)}{1-2} = \frac{-2(1-2^n)}{-1} = 2(1-2^n) = 2 - 2^{n+1}
(6)の場合:
a2=ar=108a_2 = ar = 108
a5=ar4=4a_5 = ar^4 = -4
a5a2=ar4ar=r3=4108=127\frac{a_5}{a_2} = \frac{ar^4}{ar} = r^3 = \frac{-4}{108} = -\frac{1}{27}
r=13r = -\frac{1}{3}
a=108r=10813=324a = \frac{108}{r} = \frac{108}{-\frac{1}{3}} = -324
一般項は an=324(13)n1a_n = -324(-\frac{1}{3})^{n-1} となります。
初項から第 nn 項までの和 SnS_n は、等比数列の和の公式 Sn=a(1rn)1rS_n = \frac{a(1-r^n)}{1-r} を用いて求めます。
Sn=324(1(13)n)1(13)=324(1(13)n)43=243(1(13)n)S_n = \frac{-324(1-(-\frac{1}{3})^n)}{1-(-\frac{1}{3})} = \frac{-324(1-(-\frac{1}{3})^n)}{\frac{4}{3}} = -243(1-(-\frac{1}{3})^n)

3. 最終的な答え

(5)
一般項: an=2na_n = -2^n
和: Sn=22n+1S_n = 2 - 2^{n+1}
(6)
一般項: an=324(13)n1a_n = -324(-\frac{1}{3})^{n-1}
和: Sn=243(1(13)n)S_n = -243(1-(-\frac{1}{3})^n)

「代数学」の関連問題

与えられた2次関数 $y = x^2 + 2$ のグラフを描き、軸と頂点を求める問題です。

二次関数グラフ頂点放物線
2025/6/20

放物線を$x$軸方向に1、$y$軸方向に-2だけ平行移動したところ、$y = -2x^2 + 3x - 1$となった。元の放物線の方程式を求める問題です。

放物線平行移動二次関数方程式
2025/6/20

ある放物線をx軸方向に1、y軸方向に-2だけ平行移動した結果、放物線 $y = -2x^2 + 3x - 1$ になった。移動前の放物線の方程式を求める。

二次関数平行移動放物線
2025/6/20

ある放物線を$x$軸方向に$1$, $y$軸方向に$-2$だけ平行移動したところ、移動後の放物線が$y = -2x^2 + 3x - 1$になった。元の放物線の方程式を求めよ。

放物線平行移動二次関数
2025/6/20

与えられた方程式は $0.2x = -12$ です。この方程式を解き、$x$ の値を求めます。

一次方程式方程式の解法代数
2025/6/20

ある放物線を$x$軸方向に1、$y$軸方向に-2だけ平行移動したところ、放物線$y = -2x^2 + 3x - 1$になった。元の放物線の方程式を求めよ。

放物線平行移動二次関数方程式
2025/6/20

問題は、関数 $y = 2(x+1)^2$ のグラフを描くことです。与えられた $x$ の値に対して $y$ の値を計算し、グラフ用紙にプロットします。

二次関数グラフ放物線座標
2025/6/20

与えられた2次関数 $y = 2(x+1)^2$ のグラフを、表を埋めてからグラフ用紙に描く問題です。

二次関数グラフ平行移動頂点
2025/6/20

与えられた関数 $y = 2(x+1)^2$ について、表の $x$ の値に対応する $y$ の値を計算し、それらの点をもとにグラフを描画する問題です。

二次関数グラフ放物線
2025/6/20

問題は、関数 $y=2(x+1)^2$ について、指定された$x$の値に対応する$y$の値を計算し、その結果をグラフにプロットすることです。

二次関数グラフ関数の計算
2025/6/20