与えられた画像には、複数の数学の問題が含まれています。ここでは、以下の問題について解説します。 (1) $x = \frac{1}{\sqrt{7}+\sqrt{5}}$, $y = \frac{1}{\sqrt{7}-\sqrt{5}}$のとき、以下の値を求めよ。 (i) $x+y$ (ii) $xy$ (iii) $x^2+y^2$ (2) 次の式を因数分解せよ。 (i) $3x^2-7x+2$ (ii) $x^2+9y^2-6xy+2x-6y$ (3) 100以上の整数の中で5で割ると余り1または2である数を小さい順に並べたとき、51番目の数を求めよ。 (4) a, bを整数とする。2次関数 $y = -3x^2$ について、$x$の値の範囲が $a \le x \le b$ のとき、$y$の値の範囲が $-12 \le y \le 0$ となるような(a, b)の組を考える。 (i) $a=-1$のとき、$b$の値を求めよ。 (5) 中心O半径1の円Cの直径を左右の延長上に点A, Bをとり OA=2, OB=2とする。A, Bを通り円Cに接する円C' の半径を求めよ。

代数学式の計算因数分解二次方程式整数問題二次関数幾何
2025/6/20

1. 問題の内容

与えられた画像には、複数の数学の問題が含まれています。ここでは、以下の問題について解説します。
(1) x=17+5x = \frac{1}{\sqrt{7}+\sqrt{5}}, y=175y = \frac{1}{\sqrt{7}-\sqrt{5}}のとき、以下の値を求めよ。
(i) x+yx+y
(ii) xyxy
(iii) x2+y2x^2+y^2
(2) 次の式を因数分解せよ。
(i) 3x27x+23x^2-7x+2
(ii) x2+9y26xy+2x6yx^2+9y^2-6xy+2x-6y
(3) 100以上の整数の中で5で割ると余り1または2である数を小さい順に並べたとき、51番目の数を求めよ。
(4) a, bを整数とする。2次関数 y=3x2y = -3x^2 について、xxの値の範囲が axba \le x \le b のとき、yyの値の範囲が 12y0-12 \le y \le 0 となるような(a, b)の組を考える。
(i) a=1a=-1のとき、bbの値を求めよ。
(5) 中心O半径1の円Cの直径を左右の延長上に点A, Bをとり OA=2, OB=2とする。A, Bを通り円Cに接する円C' の半径を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
(i) x+yx+yを計算する。
x+y=17+5+175=75+7+5(7+5)(75)=2775=272=7x+y = \frac{1}{\sqrt{7}+\sqrt{5}} + \frac{1}{\sqrt{7}-\sqrt{5}} = \frac{\sqrt{7}-\sqrt{5}+\sqrt{7}+\sqrt{5}}{(\sqrt{7}+\sqrt{5})(\sqrt{7}-\sqrt{5})} = \frac{2\sqrt{7}}{7-5} = \frac{2\sqrt{7}}{2} = \sqrt{7}
(ii) xyxyを計算する。
xy=17+5175=175=12xy = \frac{1}{\sqrt{7}+\sqrt{5}} \cdot \frac{1}{\sqrt{7}-\sqrt{5}} = \frac{1}{7-5} = \frac{1}{2}
(iii) x2+y2x^2+y^2を計算する。
x2+y2=(x+y)22xy=(7)2212=71=6x^2+y^2 = (x+y)^2 - 2xy = (\sqrt{7})^2 - 2 \cdot \frac{1}{2} = 7 - 1 = 6
(2)
(i) 3x27x+23x^2-7x+2を因数分解する。
3x27x+2=(3x1)(x2)3x^2-7x+2 = (3x-1)(x-2)
(ii) x2+9y26xy+2x6yx^2+9y^2-6xy+2x-6yを因数分解する。
x2+9y26xy+2x6y=(x3y)2+2(x3y)=(x3y)(x3y+2)x^2+9y^2-6xy+2x-6y = (x-3y)^2+2(x-3y) = (x-3y)(x-3y+2)
(3)
100以上の整数で5で割ると余り1または2である数を小さい順に並べる。
余りが1の数列: 101, 106, 111,... 一般項は an=101+5(n1)a_n=101+5(n-1)
余りが2の数列: 102, 107, 112,... 一般項は bn=102+5(n1)b_n=102+5(n-1)
これらを小さい順に並べた数列を考える。51番目の数は、ana_nbnb_nのどちらかの項である。
もし全部ana_nの項だとすると,nn番目の数は101+5(n1)101+5(n-1)となる。51番目の数は101+5(511)=101+250=351101 + 5(51-1) = 101+250 = 351
もし全部bnb_nの項だとすると,nn番目の数は102+5(n1)102+5(n-1)となる。51番目の数は102+5(511)=102+250=352102 + 5(51-1) = 102+250 = 352
数列は、a1,b1,a2,b2,...an,bn,...a_1, b_1, a_2, b_2, ... a_n, b_n, ...のように並ぶと考えられる。
51番目ということは、a26,b25a_{26}, b_{25}まで並んだ次の数なので、a26a_{26}である。
a26=101+5(261)=101+5(25)=101+125=226a_{26} = 101+5(26-1) = 101+5(25) = 101+125 = 226
b26=102+5(261)=102+5(25)=102+125=227b_{26} = 102+5(26-1) = 102+5(25) = 102+125 = 227
51番目の数は、a26a_{26}b26b_{26}に近い数になると思われる。
5で割ると余りが1または2になる100以上の整数を小さい順に並べたとき、最初の数は101であり、2番目の数は102である。
51番目の数をNNとすると、N=100+kN = 100+k (kkは整数) と表せる。
kkは、5で割ると余りが1または2になる数の個数となる。
1,2,6,7,11,12,...1,2,6,7,11,12,... これらは5で割ると余りが1, 2になる数。
51番目の数は、25番目と26番目の余りが1または2になる数のどちらか。
51番目の数は、525+1=1265*25 + 1 = 126 または 525+2=1275*25 + 2 = 127
100+126=226100 + 126 = 226100+127=227100 + 127 = 227
51番目の数は226。
(4)
(i) a=1a=-1のとき、y=3x2y = -3x^21xb-1 \le x \le b の範囲で 12y0-12 \le y \le 0 となるようなbbを求める。
x=1x=-1のとき、y=3(1)2=3y = -3(-1)^2 = -3 なので 1230-12 \le -3 \le 0 を満たす。
y=12y=-12のとき、12=3x2-12 = -3x^2 より x2=4x^2 = 4 なので、x=±2x=\pm 2
a=1a=-1のとき、yyの値の範囲が12y0-12 \le y \le 0となるxxの範囲は、2x2-2 \le x \le 2
1xb-1 \le x \le b2x2-2 \le x \le 2 を比較すると、b=2b = 2
(5)
中心O、半径1の円Cがある。直線AB上にA,Bがあり、OA=OB=2である。
A, Bを通り円Cに接する円C'の半径をrとする。円Cの中心から円C'の中心までの距離をdとする。
方べきの定理より、OA^2 = (d-r)(d+r) = d^2 - r^2 = 4。
円Cの中心Oから、ABに垂線を下ろすと、その長さは1。円C'の中心からABに垂線を下ろすと、その長さはr。
OO' = d。OO'とABが作る直角三角形において、12+(2r)2=d21^2 + (2-r)^2 = d^2d2=1+(2r)2d^2 = 1 + (2-r)^2
d2r2=4d^2 - r^2 = 4に代入して、1+(2r)2r2=41 + (2-r)^2 - r^2 = 4
1+44r+r2r2=41+4-4r+r^2-r^2 = 454r=45-4r = 44r=14r=1r=14r=\frac{1}{4}

3. 最終的な答え

(1)
(i) x+y=7x+y = \sqrt{7}
(ii) xy=12xy = \frac{1}{2}
(iii) x2+y2=6x^2+y^2 = 6
(2)
(i) (3x1)(x2)(3x-1)(x-2)
(ii) (x3y)(x3y+2)(x-3y)(x-3y+2)
(3) 226
(4)
(i) b=2b = 2
(5) 14\frac{1}{4}

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