整数を要素とする2つの集合$A=\{-3, 2, a^2-9a+25, 2a+3\}$と$B=\{-2, a^2-4a-10, a^2-5a+1, a+6, 16\}$において、$A \cap B = \{2, 7\}$とする。 (1) $A \cup B$を求める。 (2) $\overline{A} \cap B$を求める。

代数学集合集合演算連立方程式整数の性質
2025/6/21

1. 問題の内容

整数を要素とする2つの集合A={3,2,a29a+25,2a+3}A=\{-3, 2, a^2-9a+25, 2a+3\}B={2,a24a10,a25a+1,a+6,16}B=\{-2, a^2-4a-10, a^2-5a+1, a+6, 16\}において、AB={2,7}A \cap B = \{2, 7\}とする。
(1) ABA \cup Bを求める。
(2) AB\overline{A} \cap Bを求める。

2. 解き方の手順

(1)
まず、AB={2,7}A \cap B = \{2, 7\}であることから、AABBはともに2277を要素に持つことがわかる。
AAはすでに22を要素に持っているので、a29a+25a^2-9a+252a+32a+3のどちらかが77である必要がある。
場合1: a29a+25=7a^2 - 9a + 25 = 7のとき
a29a+18=0a^2 - 9a + 18 = 0
(a3)(a6)=0(a-3)(a-6) = 0
a=3a=3またはa=6a=6
場合2: 2a+3=72a+3 = 7のとき
2a=42a = 4
a=2a=2
次に、aaの各値に対して、BBの要素を確認する。
a=3a=3のとき、B={2,91210,915+1,3+6,16}={2,13,5,9,16}B = \{-2, 9-12-10, 9-15+1, 3+6, 16\} = \{-2, -13, -5, 9, 16\}。このとき、BB77を要素に持たないので、a=3a=3は不適。
a=6a=6のとき、B={2,362410,3630+1,6+6,16}={2,2,7,12,16}B = \{-2, 36-24-10, 36-30+1, 6+6, 16\} = \{-2, 2, 7, 12, 16\}。このとき、BB77を要素に持つ。また、A={3,2,3654+25,12+3}={3,2,7,15}A=\{-3, 2, 36-54+25, 12+3\} = \{-3, 2, 7, 15\}となる。
a=2a=2のとき、B={2,4810,410+1,2+6,16}={2,14,5,8,16}B = \{-2, 4-8-10, 4-10+1, 2+6, 16\} = \{-2, -14, -5, 8, 16\}。このとき、BB77を要素に持たないので、a=2a=2は不適。
したがって、a=6a=6である。
A={3,2,7,15}A = \{-3, 2, 7, 15\}, B={2,2,7,12,16}B = \{-2, 2, 7, 12, 16\}
AB={3,2,2,7,12,15,16}A \cup B = \{-3, -2, 2, 7, 12, 15, 16\}
(2)
AB=BA\overline{A} \cap B = B \setminus A、すなわちBBの要素のうち、AAの要素でないもの。
A={3,2,7,15}A = \{-3, 2, 7, 15\}, B={2,2,7,12,16}B = \{-2, 2, 7, 12, 16\}
AB={2,12,16}\overline{A} \cap B = \{-2, 12, 16\}

3. 最終的な答え

(1) AB={3,2,2,7,12,15,16}A \cup B = \{-3, -2, 2, 7, 12, 15, 16\}
(2) AB={2,12,16}\overline{A} \cap B = \{-2, 12, 16\}

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