2次関数 $y = -3x^2 + 4x + k$ (ただし、$k$ は実数の定数) のグラフを $C$ とする。 (1) $C$ の頂点の座標を求める。 (2) $C$ が $x$ 軸と共有点をもつときの $k$ の値の範囲を求める。 (3) $C$ が $x$ 軸と 2 点で交わり、2 点間の長さが $\frac{4}{3}$ であるときの $k$ の値を求める。

代数学二次関数二次方程式グラフ頂点解の公式平方完成
2025/6/26

1. 問題の内容

2次関数 y=3x2+4x+ky = -3x^2 + 4x + k (ただし、kk は実数の定数) のグラフを CC とする。
(1) CC の頂点の座標を求める。
(2) CCxx 軸と共有点をもつときの kk の値の範囲を求める。
(3) CCxx 軸と 2 点で交わり、2 点間の長さが 43\frac{4}{3} であるときの kk の値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 頂点の座標を求める。
与えられた2次関数を平方完成する。
y=3x2+4x+ky = -3x^2 + 4x + k
y=3(x243x)+ky = -3(x^2 - \frac{4}{3}x) + k
y=3(x243x+(23)2(23)2)+ky = -3(x^2 - \frac{4}{3}x + (\frac{2}{3})^2 - (\frac{2}{3})^2) + k
y=3(x23)2+3(49)+ky = -3(x - \frac{2}{3})^2 + 3(\frac{4}{9}) + k
y=3(x23)2+43+ky = -3(x - \frac{2}{3})^2 + \frac{4}{3} + k
よって、頂点の座標は (23,43+k)(\frac{2}{3}, \frac{4}{3} + k)
(2) CCxx 軸と共有点をもつときの kk の値の範囲を求める。
CCxx 軸と共有点をもつためには、頂点の yy 座標が 0 以上である必要がある。なぜなら、上に凸なグラフであるため。
43+k0\frac{4}{3} + k \geq 0
k43k \geq -\frac{4}{3}
(3) CCxx 軸と 2 点で交わり、2 点間の長さが 43\frac{4}{3} であるときの kk の値を求める。
y=3x2+4x+k=0y = -3x^2 + 4x + k = 0 の解を α,β\alpha, \beta (α<β\alpha < \beta) とすると、βα=43\beta - \alpha = \frac{4}{3} である。
解と係数の関係より、
α+β=43\alpha + \beta = \frac{4}{3}
αβ=k3\alpha \beta = -\frac{k}{3}
(βα)2=(β+α)24αβ(\beta - \alpha)^2 = (\beta + \alpha)^2 - 4\alpha \beta
(43)2=(43)24(k3)(\frac{4}{3})^2 = (\frac{4}{3})^2 - 4(-\frac{k}{3})
169=169+4k3\frac{16}{9} = \frac{16}{9} + \frac{4k}{3}
0=4k30 = \frac{4k}{3}
k=0k = 0

3. 最終的な答え

(1) (23,43+k)(\frac{2}{3}, \frac{4}{3} + k)
(2) k43k \geq -\frac{4}{3}
(3) k=0k = 0

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