$\sqrt{5} + \sqrt{3}$ の整数部分を求める問題です。京子さんのノートと太郎さんのノートの2通りの解き方が示されています。

算数平方根整数部分不等式
2025/6/22

1. 問題の内容

5+3\sqrt{5} + \sqrt{3} の整数部分を求める問題です。京子さんのノートと太郎さんのノートの2通りの解き方が示されています。

2. 解き方の手順

**【京子さんのノート】**
5\sqrt{5}3\sqrt{3} のおおよその値を求めます。
4<5<94 < 5 < 9 より、2<5<32 < \sqrt{5} < 3 (ア=2, イ=3)。
1<3<41 < 3 < 4 より、1<3<21 < \sqrt{3} < 2 (ウ=1, エ=2)。
これらの不等式の各辺を足すと、
2+1<5+3<3+22+1 < \sqrt{5} + \sqrt{3} < 3+2
3<5+3<53 < \sqrt{5} + \sqrt{3} < 5
**【太郎さんのノート】**
5+3\sqrt{5} + \sqrt{3} を2乗します。
(5+3)2=(5)2+253+(3)2=5+215+3=8+215(\sqrt{5} + \sqrt{3})^2 = (\sqrt{5})^2 + 2 \sqrt{5} \sqrt{3} + (\sqrt{3})^2 = 5 + 2\sqrt{15} + 3 = 8 + 2\sqrt{15} (オ=8, カキ=15)
ここで、9<15<169 < 15 < 16 より、3<15<43 < \sqrt{15} < 4 (ク=3, ケ=4)
よって、2×3<215<2×42 \times 3 < 2\sqrt{15} < 2 \times 4。つまり 6<215<86 < 2\sqrt{15} < 8
したがって、8+6<8+215<8+88+6 < 8+2\sqrt{15} < 8+8。つまり、14<8+215<1614 < 8 + 2\sqrt{15} < 16
14<(5+3)2<1614 < (\sqrt{5} + \sqrt{3})^2 < 16
ゆえに、14<5+3<16\sqrt{14} < \sqrt{5} + \sqrt{3} < \sqrt{16}、すなわち 14<5+3<4\sqrt{14} < \sqrt{5} + \sqrt{3} < 4 (コ= 14\sqrt{14}, サ=4)。
32=9<14<16=423^2=9 < 14 < 16 = 4^2 より 3<14<43 < \sqrt{14} < 4
したがって、3<14<5+3<43 < \sqrt{14} < \sqrt{5} + \sqrt{3} < 45+3\sqrt{5}+\sqrt{3} の整数部分は 3 (シ=3) である。
**【京子さんのノート】**
215=4×15=602\sqrt{15} = \sqrt{4 \times 15} = \sqrt{60} (カキ=15, シス=60)
49<60<6449 < 60 < 64 より、7<60<87 < \sqrt{60} < 8 (セ=7, ソ=8)。
よって、8+7<8+215<8+88+7 < 8+2\sqrt{15} < 8+8、すなわち 15<8+215<1615 < 8+2\sqrt{15} < 16
ゆえに、15<8+215<16\sqrt{15} < \sqrt{8+2\sqrt{15}} < \sqrt{16}。つまり、15<5+3<4\sqrt{15} < \sqrt{5}+\sqrt{3} < 4 (コ=15\sqrt{15}, サ=4)。
3<5+3<43 < \sqrt{5}+\sqrt{3} < 4 より、5+3\sqrt{5}+\sqrt{3}の整数部分は 3 (シ=3) である。

3. 最終的な答え

5+3\sqrt{5} + \sqrt{3} の整数部分は 3

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