10人の生徒をA, B, Cの3つのグループに、それぞれ3人、3人、4人に分ける方法は何通りあるかを求める問題です。

確率論・統計学組み合わせ場合の数順列グループ分け
2025/3/29

1. 問題の内容

10人の生徒をA, B, Cの3つのグループに、それぞれ3人、3人、4人に分ける方法は何通りあるかを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、10人の中からAグループの3人を選ぶ組み合わせを計算します。これは、10人から3人を選ぶ組み合わせなので、10C3_{10}C_3 となります。
10C3=10!3!(103)!=10!3!7!=10×9×83×2×1=10×3×4=120_{10}C_3 = \frac{10!}{3!(10-3)!} = \frac{10!}{3!7!} = \frac{10 \times 9 \times 8}{3 \times 2 \times 1} = 10 \times 3 \times 4 = 120
次に、残りの7人の中からBグループの3人を選ぶ組み合わせを計算します。これは、7人から3人を選ぶ組み合わせなので、7C3_{7}C_3 となります。
7C3=7!3!(73)!=7!3!4!=7×6×53×2×1=7×5=35_{7}C_3 = \frac{7!}{3!(7-3)!} = \frac{7!}{3!4!} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 7 \times 5 = 35
最後に、残りの4人はCグループに入ります。4人の中から4人を選ぶ組み合わせは4C4=1_{4}C_4 = 1です。
A, B, Cのグループを選ぶ組み合わせは、10C3×7C3×4C4=120×35×1=4200_{10}C_3 \times _{7}C_3 \times _{4}C_4 = 120 \times 35 \times 1 = 4200となります。
しかし、AとBは人数が同じであるため、AとBのグループの区別がない場合は、AとBの選び方を入れ替えても同じ分け方とみなす必要があります。そのため、計算結果を2!で割ります。
42002!=42002=2100\frac{4200}{2!} = \frac{4200}{2} = 2100
したがって、10人の生徒を3人、3人、4人に分ける分け方は2100通りです。

3. 最終的な答え

2100通り

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