複素関数 $w = \frac{1}{2z}$ ($z \neq 0$) によって、$z$ 平面上の原点中心、半径2の円が、$w$ 平面上ではどのように変化するかを図示する問題です。ただし、$z = x + iy$、$w = u + iv$ とします。

解析学複素関数複素平面写像
2025/6/22

1. 問題の内容

複素関数 w=12zw = \frac{1}{2z} (z0z \neq 0) によって、zz 平面上の原点中心、半径2の円が、ww 平面上ではどのように変化するかを図示する問題です。ただし、z=x+iyz = x + iyw=u+ivw = u + iv とします。

2. 解き方の手順

まず、w=12zw = \frac{1}{2z} より、z=12wz = \frac{1}{2w} となります。
zz 平面上の円は、z=2|z| = 2 と表されます。
これを、ww を用いて書き換えます。
z=12w=12w=2|z| = \left|\frac{1}{2w}\right| = \frac{1}{2|w|} = 2
これを w|w| について解くと、
w=14|w| = \frac{1}{4}
これは、ww 平面上で原点中心、半径 14\frac{1}{4} の円を表します。

3. 最終的な答え

ww 平面上の像は、原点中心、半径 14\frac{1}{4} の円です。

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