与えられた関数を微分する問題です。特に問題(5)は $y = \log_a (\sin x)$ を微分する問題です。ここで $a$ は定数で、$a > 0$ かつ $a \neq 1$ です。

解析学微分対数関数合成関数三角関数
2025/6/22

1. 問題の内容

与えられた関数を微分する問題です。特に問題(5)は y=loga(sinx)y = \log_a (\sin x) を微分する問題です。ここで aa は定数で、a>0a > 0 かつ a1a \neq 1 です。

2. 解き方の手順

まず、対数の底の変換公式を用いて、与えられた関数を自然対数に変換します。底の変換公式は以下の通りです。
logax=logbxlogba \log_a x = \frac{\log_b x}{\log_b a}
この公式を y=loga(sinx)y = \log_a (\sin x) に適用すると、
y=log(sinx)loga y = \frac{\log (\sin x)}{\log a}
となります。ここでlog\log は自然対数を意味するとします。
次に、この関数を xx で微分します。loga\log a は定数なので、
dydx=1logaddx(log(sinx)) \frac{dy}{dx} = \frac{1}{\log a} \frac{d}{dx} (\log (\sin x))
合成関数の微分を用いると、
ddx(log(sinx))=1sinxddx(sinx)=1sinxcosx=cosxsinx=cotx \frac{d}{dx} (\log (\sin x)) = \frac{1}{\sin x} \cdot \frac{d}{dx} (\sin x) = \frac{1}{\sin x} \cdot \cos x = \frac{\cos x}{\sin x} = \cot x
したがって、
dydx=1logacotx=cotxloga \frac{dy}{dx} = \frac{1}{\log a} \cot x = \frac{\cot x}{\log a}

3. 最終的な答え

dydx=cotxloga \frac{dy}{dx} = \frac{\cot x}{\log a}

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