## 問題114(2)の解答
1. 問題の内容
は実数とする。対偶を考えて、命題「 または 」を証明する。
2. 解き方の手順
まず、与えられた命題の対偶を作る。
元の命題が「」のとき、対偶は「」となる。
ここで、 は「」、 は「 または 」である。
は「」となる。
は「 かつ 」となる。
したがって、対偶は「 かつ 」となる。
対偶が真であることを証明する。
かつ であると仮定する。
このとき、 である。
つまり、 となる。
したがって、対偶「 かつ 」は真である。
対偶が真であることから、元の命題「 または 」も真である。
3. 最終的な答え
命題「 または 」は真である。
## 問題114(3)の解答
1. 問題の内容
は整数とする。対偶を考えて、命題「 が3の倍数でないならば、 は3の倍数でない」を証明する。
2. 解き方の手順
与えられた命題の対偶を作る。
元の命題が「」のとき、対偶は「」となる。
ここで、 は「 が3の倍数でない」、 は「 は3の倍数でない」である。
は「 が3の倍数である」となる。
は「 は3の倍数である」となる。
したがって、対偶は「 が3の倍数である が3の倍数である」となる。
対偶が真であることを証明する。
が3の倍数であると仮定する。
このとき、 ( は整数) と表せる。
は整数なので、 は3の倍数である。
したがって、対偶「 が3の倍数である が3の倍数である」は真である。
対偶が真であることから、元の命題「 が3の倍数でないならば、 は3の倍数でない」も真である。
3. 最終的な答え
命題「 が3の倍数でないならば、 は3の倍数でない」は真である。
## 問題114(4)の解答
1. 問題の内容
は整数とする。対偶を考えて、命題「 が奇数ならば、 は偶数である」を証明する。
2. 解き方の手順
与えられた命題の対偶を作る。
元の命題が「」のとき、対偶は「」となる。
ここで、 は「 が奇数」、 は「 は偶数である」である。
は「 が偶数である」となる。
は「 は奇数である」となる。
したがって、対偶は「 が奇数である が偶数である」となる。
対偶が真であることを証明する。
が奇数であると仮定する。
このとき、 ( は整数) と表せる。
は整数なので、 は偶数である。
したがって、対偶「 が奇数である が偶数である」は真である。
対偶が真であることから、元の命題「 が奇数ならば、 は偶数である」も真である。
3. 最終的な答え
命題「 が奇数ならば、 は偶数である」は真である。