$a$ を1より大きな実数の定数とする。関数 $f(x) = -x^2 + a^2x$ と $g(x) = x^3 - a^2$ について、2つの曲線 $C_1: y=f(x)$, $C_2: y=g(x)$ を考える。 (1) $C_1$ と $C_2$ で囲まれた図形のうち、$f(x) \le g(x)$ となる部分の面積 $S_1$ と、$f(x) \ge g(x)$ かつ $x \le 0$ となる部分の面積 $S_2$ を求めよ。 (2) $S_1 = S_2$ となるときの $a$ の値を求めよ。
2025/6/22
1. 問題の内容
を1より大きな実数の定数とする。関数 と について、2つの曲線 , を考える。
(1) と で囲まれた図形のうち、 となる部分の面積 と、 かつ となる部分の面積 を求めよ。
(2) となるときの の値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) まず、 となる を求める。
よって、 である。 より、 かつ である。
は となる部分の面積である。積分区間は から と である。 であることに注意する。
のとき、 である。
.
では , , なので 。
のとき、 である。
.
では , , なので 。
は かつ となる部分の面積である。積分区間は から である。
(2) となるとき
ここで、 を代入すると、.
ならば .
を代入すると、.
を解に持つとすると、
となるはず。
関数 を考える。, , , .
, ,
.
3. 最終的な答え
(1)
(2)
この方程式を満たす の値。数値解としては、。正確な解は四次方程式の解の公式を用いて求めるか、数値計算による近似値を求める。