正方形と円が組み合わされた図形について、以下の問いに答えます。 (1) 正方形の1辺の長さが12cmのとき、図ア、イ、ウの影をつけた部分の面積をそれぞれ求め、言えることを述べます。 (2) 正方形の1辺の長さを $a$ cmとして、図ア、イ、ウの影をつけた部分の面積をそれぞれ求め、(1)で調べたことがいつでも成り立つことを調べます。

幾何学面積正方形図形
2025/6/22
はい、承知いたしました。問題を解いていきましょう。

1. 問題の内容

正方形と円が組み合わされた図形について、以下の問いに答えます。
(1) 正方形の1辺の長さが12cmのとき、図ア、イ、ウの影をつけた部分の面積をそれぞれ求め、言えることを述べます。
(2) 正方形の1辺の長さを aa cmとして、図ア、イ、ウの影をつけた部分の面積をそれぞれ求め、(1)で調べたことがいつでも成り立つことを調べます。

2. 解き方の手順

(1)
ア:正方形の面積から円の面積を引きます。正方形の1辺は12cmなので、面積は 12×12=14412 \times 12 = 144 平方cmです。円の半径は6cmなので、面積は π×62=36π\pi \times 6^2 = 36\pi 平方cmです。したがって、影をつけた部分の面積は 14436π144 - 36\pi 平方cmです。
イ:4つの円の面積の合計を求めます。円の半径は3cmなので、1つの円の面積は π×32=9π\pi \times 3^2 = 9\pi 平方cmです。4つの円の面積の合計は 4×9π=36π4 \times 9\pi = 36\pi 平方cmです。
ウ:正方形の面積から9つの円の面積の合計を引きます。正方形の1辺は12cmなので、面積は 12×12=14412 \times 12 = 144 平方cmです。円の半径は2cmなので、1つの円の面積は π×22=4π\pi \times 2^2 = 4\pi 平方cmです。9つの円の面積の合計は 9×4π=36π9 \times 4\pi = 36\pi 平方cmです。したがって、影をつけた部分の面積は 14436π144 - 36\pi 平方cmです。
(2)
ア:正方形の面積から円の面積を引きます。正方形の1辺は aa cmなので、面積は a2a^2 平方cmです。円の半径は a/2a/2 cmなので、面積は π×(a/2)2=πa2/4\pi \times (a/2)^2 = \pi a^2 / 4 平方cmです。したがって、影をつけた部分の面積は a2πa24=a2(1π4)a^2 - \frac{\pi a^2}{4} = a^2 (1 - \frac{\pi}{4}) 平方cmです。
イ:4つの円の面積の合計を求めます。正方形の1辺は aa cmなので、円の半径は a/4a/4 cmです。1つの円の面積は π×(a/4)2=πa2/16\pi \times (a/4)^2 = \pi a^2 / 16 平方cmです。4つの円の面積の合計は 4×πa216=πa244 \times \frac{\pi a^2}{16} = \frac{\pi a^2}{4} 平方cmです。
ウ:正方形の面積から9つの円の面積の合計を引きます。正方形の1辺は aa cmなので、面積は a2a^2 平方cmです。円の半径は a/6a/6 cmなので、1つの円の面積は π×(a/6)2=πa2/36\pi \times (a/6)^2 = \pi a^2 / 36 平方cmです。9つの円の面積の合計は 9×πa236=πa249 \times \frac{\pi a^2}{36} = \frac{\pi a^2}{4} 平方cmです。したがって、影をつけた部分の面積は a2πa24=a2(1π4)a^2 - \frac{\pi a^2}{4} = a^2 (1 - \frac{\pi}{4}) 平方cmです。

3. 最終的な答え

(1)
ア:14436π144 - 36\pi 平方cm
イ:36π36\pi 平方cm
ウ:14436π144 - 36\pi 平方cm
言えること:図アと図ウの影をつけた部分の面積は等しい。
(2)
ア:a2(1π4)a^2 (1 - \frac{\pi}{4}) 平方cm
イ:πa24\frac{\pi a^2}{4} 平方cm
ウ:a2(1π4)a^2 (1 - \frac{\pi}{4}) 平方cm
言えること:正方形の一辺の長さを aa cm とした場合でも、図アと図ウの影をつけた部分の面積は等しい。また、正方形の面積に対する影をつけた部分の面積の割合は、正方形のサイズによらず一定である。

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