円に内接する七角形について、以下の問いに答える。 (1) 対角線は何本引けるか。 (2) 七角形の頂点を3つの頂点とする三角形はいくつできるか。 (3) (2)で求めた三角形のうち、七角形と辺を共有しない三角形はいくつあるか。

幾何学多角形組み合わせ対角線三角形
2025/6/22

1. 問題の内容

円に内接する七角形について、以下の問いに答える。
(1) 対角線は何本引けるか。
(2) 七角形の頂点を3つの頂点とする三角形はいくつできるか。
(3) (2)で求めた三角形のうち、七角形と辺を共有しない三角形はいくつあるか。

2. 解き方の手順

(1) 七角形の頂点は7個ある。任意の2つの頂点を結ぶ線分の総数は、7C2{}_7 C_2 で計算できる。ただし、この中には七角形の辺も含まれるため、辺の数を引く必要がある。七角形の辺の数は7である。
7C2=7×62×1=21{}_7 C_2 = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 21
対角線の数は 217=1421 - 7 = 14 本。
(2) 七角形の頂点から3つの頂点を選ぶ組み合わせの数は、7C3{}_7 C_3 で計算できる。
7C3=7×6×53×2×1=35{}_7 C_3 = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 35
三角形は35個できる。
(3) 七角形と辺を共有しない三角形の数を求める。まず、1つの辺を共有する三角形の数を考える。七角形の各辺に対して、その両端の頂点以外の5つの頂点から1つを選ぶことで三角形が作れる。したがって、1つの辺を共有する三角形は 7×5=357 \times 5 = 35 個ある。しかし、それぞれの辺を共有する三角形の数え方では、隣り合う辺を共有する三角形を2回数えている場合があるので注意が必要である。
次に、2つの辺を共有する三角形の数を考える。隣り合う2辺を共有する三角形は七角形の頂点の数だけ存在するので、7個ある。
七角形の頂点から3つを選んでできる三角形の総数は35個であった。
そのうち、辺を共有しない三角形の数を求める。
1辺を共有する三角形は、各辺について5つずつ考えられる。
ただし、この中には2辺を共有する三角形も含まれる。
2辺を共有する三角形は7つ。
1辺のみ共有する三角形は、35 - 2*7 = 21個(各三角形は2回数えられているため、補正が必要)
したがって、1つの辺を共有する三角形の数は14個とわかる。
共有する辺が1つの三角形は 7×4=287 \times 4 = 28 (両端を除く残りの4点から選ぶ)。ただし、それぞれの三角形は2回数えられるので、 28/228/2とすることはできない。(理由は、三角形は必ず3点あり、一つの三角形に対して最大で2回数えることになるため)
1つも辺を共有しない三角形は、全ての三角形の数から、1つの辺を共有する三角形の数、及び2つの辺を共有する三角形の数を引いたものになる。
35 - 14 - 7 = 14
しかし、この考え方は誤りがある。
別の方法として、辺を共有する三角形の数を直接数える方法を考える。
七角形の辺を1つ固定し、その両端の頂点以外の5つの頂点から1つ選ぶと、1つの辺を共有する三角形が得られる。このような三角形は、七角形の各辺に対して5つずつ存在する。したがって、1つの辺を共有する三角形は 7×5=357 \times 5 = 35 個ある。しかし、それぞれの辺を共有する三角形の数え方では、隣り合う辺を共有する三角形を2回数えている場合があるので注意が必要である。
2つの辺を共有する三角形は、隣り合う2つの辺を共有するので、七角形の頂点の数だけ存在し、7個である。
1つの辺を共有する三角形を正確に数えるには、隣り合う頂点を選択しないようにする。
ある辺を固定すると、その両隣の頂点を含む3つの頂点は使えない。
したがって、残りの4つから頂点を選ぶことになる。
よって、7 * 4 = 28個となる。しかし、この中には2つの辺を共有する三角形は含まれていない。
2つの辺を共有する三角形はすでに数え上げたので、重複はない。
辺を共有しない三角形の数は、7C3(7×4+7)=35287=0{}_7 C_3 - (7 \times 4 + 7) = 35 - 28 - 7 = 0
これは誤り。
7C37(74)7=35217=7{}_7C_3 - 7(7-4)-7 =35-21-7=7

3. 最終的な答え

(1) 14本
(2) 35個
(3) 1個

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