先生2人と生徒6人が円形のテーブルに向かって座る場合の数を求める問題です。 (1) 座り方の総数を求めます。 (2) 先生2人が隣り合う座り方の数を求めます。 (3) 先生2人が向かい合う座り方の数を求めます。

離散数学順列円順列組み合わせ
2025/6/23

1. 問題の内容

先生2人と生徒6人が円形のテーブルに向かって座る場合の数を求める問題です。
(1) 座り方の総数を求めます。
(2) 先生2人が隣り合う座り方の数を求めます。
(3) 先生2人が向かい合う座り方の数を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 全体の座り方
円順列なので、全体の人数から1を引いた階乗になります。
全体の人数は2+6=8人なので、座り方は(81)!(8-1)!通りです。
(2) 先生2人が隣り合う座り方
先生2人をひとまとめにして考えます。すると、生徒6人と先生のグループ1つの合計7つのものを円形に並べることになります。
その並べ方は(71)!(7-1)!通りです。
さらに、先生2人の並び順は2!通りあります。
したがって、先生2人が隣り合う座り方は(71)!×2!(7-1)! \times 2!通りです。
(3) 先生2人が向かい合う座り方
まず、先生Aの席を固定します。次に、先生Bの席はAの向かいに固定されます。
残りの生徒6人の座り方は、残りの6席に生徒が並ぶ順列となるので、6!通りです。

3. 最終的な答え

(1) 座り方は(81)!=7!=7×6×5×4×3×2×1=5040(8-1)! = 7! = 7 \times 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 5040通り
(2) 先生2人が隣り合う座り方は(71)!×2!=6!×2=720×2=1440(7-1)! \times 2! = 6! \times 2 = 720 \times 2 = 1440通り
(3) 先生2人が向かい合う座り方は6!=7206! = 720通り
答え:
(1) 5040通り
(2) 1440通り
(3) 720通り

「離散数学」の関連問題

東西に5本、南北に6本の格子状の道がある。A地点からB地点へ最短距離で行く経路について、以下の2つの場合の数を求める問題です。 (1) どのような道順でも良い場合 (2) C地点を通る場合

組み合わせ経路問題格子状の道
2025/6/23

1が4個、2が3個、3が1個の計8個の数字を並べてできる8桁の整数は何個あるか求めよ。

順列組み合わせ重複順列場合の数
2025/6/23

集合 $A = \{1, 2, 3\}$, $B = \{1, 2, 4\}$, $C = \{3\}$, $D = \{x \mid x \text{は6の正の約数}\}$ が与えられている。これら...

集合部分集合集合演算
2025/6/23

A, B, C, D の4つのチームが野球の試合をします。どのチームも1回ずつ対戦するように、試合の組み合わせを考えます。問題は、表の丸印がどのチーム同士の試合を表しているか、そしてすべての試合の組み...

組み合わせグラフ理論試合
2025/6/23

6人の中から600mリレーの第1走者から第6走者までを選ぶ選び方が何通りあるかを求める問題です。

順列組み合わせ場合の数
2025/6/23

6000から9999までの整数で、4つの数字が全て異なる偶数について考える。 (1) 千の位の数字が奇数のとき (2) 千の位の数字が偶数のとき それぞれのパターンについて、場合の数を求める。

場合の数順列組み合わせ整数
2025/6/23

SHIKENの6文字をすべて使ってできる順列を、辞書式順序で並べたとき、 (1) 140番目の文字列を求めよ。 (2) SHIKENは何番目の文字列か。

順列組み合わせ辞書式順序
2025/6/23

問題は、E, X, C, E, L, L, E, N, T の9文字があるときに、次の問いに答えるものです。 (1) これらの9文字を左から横一列に並べるとき、 * 並べ方の総数を求めよ ...

順列組み合わせ場合の数重複順列
2025/6/23

与えられた9個の文字 E, X, C, E, L, L, E, N, T を並べる問題。 (1) 9文字を横一列に並べる総数、Lが続けて並ばない並べ方の総数、Eが続けて並ばない並べ方の総数を求める。 ...

順列組み合わせ重複順列場合の数
2025/6/23

冪等律を真理値表を用いて示す問題です。具体的には、以下の2つの等式が成立することを示します。 (1) $p \lor p \equiv p$ (2) $p \land p \equiv p$

論理真理値表冪等律
2025/6/23