SHIKENの6文字をすべて使ってできる順列を、辞書式順序で並べたとき、 (1) 140番目の文字列を求めよ。 (2) SHIKENは何番目の文字列か。

離散数学順列組み合わせ辞書式順序
2025/6/23

1. 問題の内容

SHIKENの6文字をすべて使ってできる順列を、辞書式順序で並べたとき、
(1) 140番目の文字列を求めよ。
(2) SHIKENは何番目の文字列か。

2. 解き方の手順

(1) 140番目の文字列を求める。
SHIKENの文字を辞書式順に並べると、E, H, I, K, N, S となる。
1文字目がEであるものは、5!=1205! = 120 個。
1文字目がHであるものは、5!=1205! = 120 個。
よって1文字目がHまでの文字列は120+120=240120+120=240個なので、140番目の文字列の1文字目はEである。
1文字目がEで、2文字目がHであるものは、4!=244! = 24 個。
よって、1文字目がEで、2文字目がHまでの文字列は 120+24=144120 + 24 = 144 個。
140番目はEで始まるので、
2文字目がHまでの文字列は24個なので、
140番目の2文字目は、Hではない。
1文字目がEで、2文字目がIであるものは、4!=244! = 24 個。
ここまでで、120+24=144>140120 + 24 = 144 > 140 なので、2文字目はIである。
140120=20140-120 = 20番目の文字列を求める。
1文字目がE, 2文字目がIで、3文字目がHであるものは、3!=63! = 6 個。
1文字目がE, 2文字目がIで、3文字目がKであるものは、3!=63! = 6 個。
1文字目がE, 2文字目がIで、3文字目がNであるものは、3!=63! = 6 個。
ここまでで、120+6+6+6=138<140120 + 6 + 6 + 6 = 138 < 140
よって、3文字目はN。
140120666=2140-120-6-6-6 = 2番目の文字列を求める。
1文字目がE, 2文字目がI, 3文字目がNで、4文字目がHであるものは、2!=22! = 2 個。
よって、4文字目はH。
残りの文字はK, Sなので、辞書式順に並べるとK, S。
したがって、140番目の文字列はEINHKSである。
(2) SHIKENは何番目の文字列か。
1文字目がEであるものは、5!=1205! = 120 個。
1文字目がHであるものは、5!=1205! = 120 個。
1文字目がIであるものは、5!=1205! = 120 個。
ここまでで120×3=360120 \times 3 = 360個。
SHIKENの1文字目はSなので、360360より大きい。
2文字目がHであるものは、4!=244! = 24 個。
2文字目がIであるものは、4!=244! = 24 個。
2文字目がKであるものは、4!=244! = 24 個。
2文字目がEであるものは、4!=244! = 24 個。
SHIKENの2文字目はHなので、2番目に小さい。
SSの次に来るのはE,H,I,K,NE,H,I,K,Nなので、
SHIKENの3文字目はIなので、E,K,Nは小さい。
1文字目がS, 2文字目がEであるものは、4!=244! = 24 個。
1文字目がS, 2文字目がHであるものは、4!=244! = 24 個。
360+24+24=408<SHIKEN360+24+24=408<SHIKEN
SHIKENの4文字目はKなので、
3文字目はIなので、2!=22! = 2
E, H, KがSHIKENより小さいので、3!=63! = 6
408+2=410408+2=410
1文字目がS, 2文字目がH, 3文字目がEであるものは、3!=63! = 6 個。
1文字目がS, 2文字目がH, 3文字目がIであるものは、3!=63! = 6 個。
SHIKENの4文字目はKなので、408+242+6=462408+24*2+6=462個。
SHIKENの4文字目はK。
S,H,I の後では、E,K,Nが残る。
SHIKEN
1文字目がS, 2文字目がH, 3文字目がI, 4文字目がEであるものは、2!=22! = 2 個。
5文字目はE,K,Nなので、SHIKENの5文字目はEである。
SHIKEN
1文字目がS, 2文字目がH, 3文字目がI, 4文字目がK, 5文字目がEであるものは、1!=11! = 1 個。
120+244+3!=120+96+6=222120+24*4+3! = 120 + 96 +6 = 222.
SHIKEN=120+24×4+6+1+1=223SHIKEN = 120 + 24\times4 + 6+ 1+1=223
SHIKENは360 + (E H I K N の辞書順) = 360 + 3*24 + 1 = 432
SHIKEN =120+= 120 +

3. 最終的な答え

(1) EINHKS
(2) 223 番目

「離散数学」の関連問題

8人を指定された人数構成のグループに分ける場合の数を求める問題です。 (1) A, B, C, Dの4つの組に、2人ずつ分ける。 (2) 2人ずつの4つの組に分ける。 (3) 3人、3人、2人の3つの...

組み合わせ順列場合の数二項係数
2025/6/23

男子5人(A, B, C, D, E)と女子3人(F, G, H)の計8人が1列に並ぶとき、以下の問いに答える。 (1) AとBが隣り合うような並び方は何通りあるか。 (2) AとBの間にちょうど2人...

順列組み合わせ場合の数数え上げ
2025/6/23

12人を指定された人数構成のグループに分ける場合の数を求める問題です。 (1) A, B, C の3つの組に、4人ずつ分ける。 (2) 4人ずつの3つのグループに分ける。 (3) 5人、4人、3人の3...

組み合わせ場合の数順列
2025/6/23

問題は、集合、場合の数、順列・組み合わせなどに関する10個の小問から構成されています。具体的には、集合の要素の個数を求めたり、さいころの目の出方、人の選び方、正の約数の総和、果物の買い方、文字列の作り...

場合の数組み合わせ順列集合約数円順列重複組み合わせ
2025/6/23

全体集合$U$を15以下の自然数全体の集合とし、部分集合$A = \{1, 2, 4, 7, 8, 9, 12, 15\}$、$B = \{1, 3, 5, 6, 8, 14\}$について、$n(A ...

集合集合演算補集合要素数
2025/6/23

互いに異なる6個の薬品を3つのグループに分ける方法の数を、以下の3つの場合にそれぞれ求める問題です。 (1) 1個、2個、3個のグループに分ける場合 (2) 1個、1個、4個のグループに分ける場合 (...

組み合わせ場合の数分割
2025/6/23

12人を指定された人数でグループ分けする方法の数を求める問題です。 (1) A, B, Cの3つの組に、4人ずつ分ける。 (2) 4人ずつの3つのグループに分ける。 (3) 5人, 4人, 3人の3つ...

組み合わせ場合の数順列
2025/6/23

順列 $nP_r$ の値を求める問題です。具体的には以下の値を計算します。 (1) $6P_3$ (2) $5P_1$ (3) $9P_6$ (4) $4P_4$ (5) $5!$ (6) $7!$

順列階乗組み合わせ円順列重複順列
2025/6/23

全体集合 $U$ が10より小さい自然数全体の集合、$A = \{2, 4, 6\}$、$B = \{1, 3, 4, 7\}$ であるとき、$\overline{A} \cap \overline{...

集合補集合共通部分
2025/6/23

5つの数字 (1, 2, 3, 4, 5) を使って4桁の整数を作ります。同じ数字を繰り返し使うことができます。 (1) 4桁の整数は全部で何個できますか? (2) 1122や2122のように、ちょう...

組み合わせ場合の数数列重複組み合わせ
2025/6/23