12人を指定された人数でグループ分けする方法の数を求める問題です。 (1) A, B, Cの3つの組に、4人ずつ分ける。 (2) 4人ずつの3つのグループに分ける。 (3) 5人, 4人, 3人の3つのグループに分ける。 (4) 6人, 3人, 3人の3つのグループに分ける。

離散数学組み合わせ場合の数順列
2025/6/23

1. 問題の内容

12人を指定された人数でグループ分けする方法の数を求める問題です。
(1) A, B, Cの3つの組に、4人ずつ分ける。
(2) 4人ずつの3つのグループに分ける。
(3) 5人, 4人, 3人の3つのグループに分ける。
(4) 6人, 3人, 3人の3つのグループに分ける。

2. 解き方の手順

(1) A, B, Cの3つの組に、4人ずつ分ける場合
まず、12人からAの組に入れる4人を選ぶ組み合わせは12C4_{12}C_4通り。
次に、残った8人からBの組に入れる4人を選ぶ組み合わせは8C4_{8}C_4通り。
最後に、残った4人がCの組に入るので、組み合わせは4C4=1_{4}C_4 = 1通り。
したがって、組み合わせの総数は、
12C4×8C4×4C4=12!4!8!×8!4!4!×4!4!0!=12!4!4!4!=34650_{12}C_4 \times _{8}C_4 \times _{4}C_4 = \frac{12!}{4!8!} \times \frac{8!}{4!4!} \times \frac{4!}{4!0!} = \frac{12!}{4!4!4!} = 34650通り
(2) 4人ずつの3つのグループに分ける場合
まず、12人から4人を選ぶ組み合わせは12C4_{12}C_4通り。
次に、残りの8人から4人を選ぶ組み合わせは8C4_{8}C_4通り。
最後に、残りの4人から4人を選ぶ組み合わせは4C4=1_{4}C_4=1通り。
しかし、この場合はグループに名前がないので、4人ずつの3つのグループの区別がないため、3!で割る必要があります。
したがって、組み合わせの総数は、
12C4×8C4×4C43!=12!4!4!4!3!=346506=5775\frac{_{12}C_4 \times _{8}C_4 \times _{4}C_4}{3!} = \frac{12!}{4!4!4!3!} = \frac{34650}{6} = 5775通り
(3) 5人, 4人, 3人の3つのグループに分ける場合
まず、12人から5人を選ぶ組み合わせは12C5_{12}C_5通り。
次に、残りの7人から4人を選ぶ組み合わせは7C4_{7}C_4通り。
最後に、残りの3人から3人を選ぶ組み合わせは3C3=1_{3}C_3 = 1通り。
したがって、組み合わせの総数は、
12C5×7C4×3C3=12!5!7!×7!4!3!×3!3!0!=12!5!4!3!=27720_{12}C_5 \times _{7}C_4 \times _{3}C_3 = \frac{12!}{5!7!} \times \frac{7!}{4!3!} \times \frac{3!}{3!0!} = \frac{12!}{5!4!3!} = 27720通り
(4) 6人, 3人, 3人の3つのグループに分ける場合
まず、12人から6人を選ぶ組み合わせは12C6_{12}C_6通り。
次に、残りの6人から3人を選ぶ組み合わせは6C3_{6}C_3通り。
最後に、残りの3人から3人を選ぶ組み合わせは3C3=1_{3}C_3 = 1通り。
この場合は、3人のグループが2つあるので、グループの区別をなくすために2!で割る必要があります。
したがって、組み合わせの総数は、
12C6×6C3×3C32!=12!6!6!×6!3!3!×3!3!0!×12!=12!6!3!3!2!=924×20×12=9240\frac{_{12}C_6 \times _{6}C_3 \times _{3}C_3}{2!} = \frac{12!}{6!6!} \times \frac{6!}{3!3!} \times \frac{3!}{3!0!} \times \frac{1}{2!} = \frac{12!}{6!3!3!2!} = \frac{924 \times 20 \times 1}{2} = 9240通り

3. 最終的な答え

(1) 34650通り
(2) 5775通り
(3) 27720通り
(4) 9240通り

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