問題1: 原点O、点P(3, 1)、点Q(-2, 5)とする。 (1) ベクトルOPとOQの内積を求める。 (2) 線分OPとOQでできる平行四辺形の面積を求める。 問題2: 原点O、点P(2, 1)、点R(6, 3)とする。 点Pを通りORと直交する直線の式を $y = ax + b$ と書くとき、$a, b$ の値を求める。 問題3: ある直線の式が $= 12x + 33$ であるとする。この直線の法線ベクトルを $\begin{pmatrix} c \\ -1 \end{pmatrix}$と書くとき、$c$ の値を求める。

幾何学ベクトル内積平行四辺形直交法線ベクトル直線の式
2025/6/23

1. 問題の内容

問題1:
原点O、点P(3, 1)、点Q(-2, 5)とする。
(1) ベクトルOPとOQの内積を求める。
(2) 線分OPとOQでできる平行四辺形の面積を求める。
問題2:
原点O、点P(2, 1)、点R(6, 3)とする。
点Pを通りORと直交する直線の式を y=ax+by = ax + b と書くとき、a,ba, b の値を求める。
問題3:
ある直線の式が =12x+33= 12x + 33 であるとする。この直線の法線ベクトルを (c1)\begin{pmatrix} c \\ -1 \end{pmatrix}と書くとき、cc の値を求める。

2. 解き方の手順

問題1:
(1) ベクトルOPとOQの内積は、各成分の積の和で計算できます。
OP=(31),OQ=(25)OP = \begin{pmatrix} 3 \\ 1 \end{pmatrix}, OQ = \begin{pmatrix} -2 \\ 5 \end{pmatrix}
OPOQ=(3)(2)+(1)(5)=6+5=1OP \cdot OQ = (3)(-2) + (1)(5) = -6 + 5 = -1
(2) 平行四辺形の面積は、ベクトルOPとOQで作られる行列式の絶対値で計算できます。
面積 =(3)(5)(1)(2)=15+2=17=17= |(3)(5) - (1)(-2)| = |15 + 2| = |17| = 17
問題2:
ベクトルORは (63)\begin{pmatrix} 6 \\ 3 \end{pmatrix} です。ORに直交するベクトルの傾きは、ORの傾きの逆数の負の数です。
ORの傾きは 36=12\frac{3}{6} = \frac{1}{2} です。
したがって、求める直線の傾き aa112=2-\frac{1}{\frac{1}{2}} = -2 です。
直線 y=2x+by = -2x + b は点P(2, 1)を通るので、これを代入すると
1=2(2)+b1 = -2(2) + b
1=4+b1 = -4 + b
b=5b = 5
問題3:
直線の式 y=12x+33y = 12x + 33 を変形すると、 12xy+33=012x - y + 33 = 0 となります。
この直線の法線ベクトルは (121)\begin{pmatrix} 12 \\ -1 \end{pmatrix} と表せます。
問題文では、法線ベクトルを (c1)\begin{pmatrix} c \\ -1 \end{pmatrix} と表しているので、c=12c = 12 となります。

3. 最終的な答え

問題1:
(1) -1
(2) 17
問題2:
a = -2
b = 5
問題3:
c = 12

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