与えられた直線 $y = \sqrt{3}x + 6$ について、以下の2つの問題を解く。 (1) 点 $(\sqrt{3}, 5)$ と直線との距離の二乗を求める。 (2) 原点 $(0, 0)$ と直線との距離の二乗を求める。

幾何学距離直線点と直線の距離
2025/6/23

1. 問題の内容

与えられた直線 y=3x+6y = \sqrt{3}x + 6 について、以下の2つの問題を解く。
(1) 点 (3,5)(\sqrt{3}, 5) と直線との距離の二乗を求める。
(2) 原点 (0,0)(0, 0) と直線との距離の二乗を求める。

2. 解き方の手順

(1) 点 (3,5)(\sqrt{3}, 5) と直線 y=3x+6y = \sqrt{3}x + 6 との距離の二乗を求める。
直線の方程式を一般形に変形する。
3xy+6=0\sqrt{3}x - y + 6 = 0
(x0,y0)(x_0, y_0) と直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0 との距離 dd は、以下の式で与えられる。
d=ax0+by0+ca2+b2d = \frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}
したがって、点 (3,5)(\sqrt{3}, 5) と直線 3xy+6=0\sqrt{3}x - y + 6 = 0 との距離 dd は、
d=335+6(3)2+(1)2=35+63+1=44=42=2d = \frac{|\sqrt{3} \cdot \sqrt{3} - 5 + 6|}{\sqrt{(\sqrt{3})^2 + (-1)^2}} = \frac{|3 - 5 + 6|}{\sqrt{3 + 1}} = \frac{|4|}{\sqrt{4}} = \frac{4}{2} = 2
求める距離の二乗は d2=22=4d^2 = 2^2 = 4
(2) 原点 (0,0)(0, 0) と直線 y=3x+6y = \sqrt{3}x + 6 との距離の二乗を求める。
直線の方程式は 3xy+6=0\sqrt{3}x - y + 6 = 0 である。
(0,0)(0, 0) と直線 3xy+6=0\sqrt{3}x - y + 6 = 0 との距離 dd は、
d=300+6(3)2+(1)2=63+1=64=62=3d = \frac{|\sqrt{3} \cdot 0 - 0 + 6|}{\sqrt{(\sqrt{3})^2 + (-1)^2}} = \frac{|6|}{\sqrt{3 + 1}} = \frac{6}{\sqrt{4}} = \frac{6}{2} = 3
求める距離の二乗は d2=32=9d^2 = 3^2 = 9

3. 最終的な答え

(1) 点 (3,5)(\sqrt{3}, 5) と直線 y=3x+6y = \sqrt{3}x + 6 との距離の二乗は 44
(2) 原点 (0,0)(0, 0) と直線 y=3x+6y = \sqrt{3}x + 6 との距離の二乗は 99

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