与えられた2次関数 $y = -x^2 + 2x - 3$ について、x軸との共有点の有無を2つの方法で調べ、空欄ア~エに適切な数や言葉を記入する。

代数学二次関数二次方程式判別式平方完成グラフ
2025/6/23

1. 問題の内容

与えられた2次関数 y=x2+2x3y = -x^2 + 2x - 3 について、x軸との共有点の有無を2つの方法で調べ、空欄ア~エに適切な数や言葉を記入する。

2. 解き方の手順

(1) 2次方程式 x2+2x3=0-x^2 + 2x - 3 = 0 の解を求める。解の公式 x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a} を用いる。
この方程式では、a=1a = -1, b=2b = 2, c=3c = -3 であるから、
x=2±224(1)(3)2(1)=2±4122=2±82x = \frac{-2 \pm \sqrt{2^2 - 4(-1)(-3)}}{2(-1)} = \frac{-2 \pm \sqrt{4 - 12}}{-2} = \frac{-2 \pm \sqrt{-8}}{-2}
よって、アには 2±224(1)(3)2\frac{-2 \pm \sqrt{2^2 - 4(-1)(-3)}}{-2} が入り、根号の中は 224(1)(3)=412=82^2 - 4(-1)(-3) = 4 - 12 = -8 となるため、イには -8 が入る。根号の中が負の数であるため、解は存在しない。したがって、グラフとx軸との共有点はない。
(2) 2次関数 y=x2+2x3y = -x^2 + 2x - 3 の頂点を求める。
平方完成を行うと、
y=(x22x)3=(x22x+11)3=(x1)2+13=(x1)22y = -(x^2 - 2x) - 3 = -(x^2 - 2x + 1 - 1) - 3 = -(x - 1)^2 + 1 - 3 = -(x - 1)^2 - 2
したがって、頂点は (1,2)(1, -2) であるため、ウには (1,2)(1, -2) が入る。
x2x^2の係数が負であるため、グラフは上に凸の放物線となる。頂点のy座標が-2であるため、x軸との共有点を持たない。
よって、グラフは④のようになるため、エには④が入る。

3. 最終的な答え

(1) ア: 2±224(1)(3)2\frac{-2 \pm \sqrt{2^2 - 4(-1)(-3)}}{-2}
イ: -8
(2) ウ: (1, -2)
エ: ④

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