曲線 $y = 4x^3 + 1$ 上の点 $(-1, -3)$ における接線を $l$ とする。 (1) 接線 $l$ の方程式を求めよ。 (2) 曲線 $y = 4x^3 + 1$ と接線 $l$ で囲まれた部分の面積 $S$ を求めよ。

解析学微分接線積分面積
2025/6/23

1. 問題の内容

曲線 y=4x3+1y = 4x^3 + 1 上の点 (1,3)(-1, -3) における接線を ll とする。
(1) 接線 ll の方程式を求めよ。
(2) 曲線 y=4x3+1y = 4x^3 + 1 と接線 ll で囲まれた部分の面積 SS を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 接線 ll の方程式を求める。
曲線 y=4x3+1y = 4x^3 + 1 を微分すると、
dydx=12x2\frac{dy}{dx} = 12x^2
(1,3)(-1, -3) における接線の傾きは、
12(1)2=1212(-1)^2 = 12
よって、接線 ll の方程式は、
y(3)=12(x(1))y - (-3) = 12(x - (-1))
y+3=12(x+1)y + 3 = 12(x + 1)
y+3=12x+12y + 3 = 12x + 12
y=12x+9y = 12x + 9
(2) 曲線 y=4x3+1y = 4x^3 + 1 と接線 ll で囲まれた部分の面積 SS を求める。
4x3+1=12x+94x^3 + 1 = 12x + 9
4x312x8=04x^3 - 12x - 8 = 0
x33x2=0x^3 - 3x - 2 = 0
(x+1)(x2x2)=0(x + 1)(x^2 - x - 2) = 0
(x+1)(x+1)(x2)=0(x + 1)(x + 1)(x - 2) = 0
(x+1)2(x2)=0(x + 1)^2(x - 2) = 0
x=1,2x = -1, 2
交点は (1,3)(-1, -3)(2,33)(2, 33) である。
面積 SS は、
S=12(12x+9(4x3+1))dxS = \int_{-1}^2 (12x + 9 - (4x^3 + 1)) dx
S=12(4x3+12x+8)dxS = \int_{-1}^2 (-4x^3 + 12x + 8) dx
S=[x4+6x2+8x]12S = [-x^4 + 6x^2 + 8x]_{-1}^2
S=(16+24+16)(1+68)S = (-16 + 24 + 16) - (-1 + 6 - 8)
S=24(3)S = 24 - (-3)
S=27S = 27

3. 最終的な答え

(1) 接線 ll の方程式:y=12x+9y = 12x + 9
(2) 面積 SS: 2727

「解析学」の関連問題

方程式 $2^x - 3x = 0$ が、区間 $3 < x < 4$ に少なくとも1つの実数解を持つことを示す問題です。

中間値の定理指数関数方程式の解連続関数
2025/6/23

問題は、テイラー展開を用いて、$\log 3$と $\cos 55^\circ$ の近似値を求めるというものです。関数電卓以外の電卓の使用が許可されており、何次まで展開したかを明示する必要があります。

テイラー展開マクローリン展開対数関数三角関数近似
2025/6/23

関数 $y = 2q - r$ について、$\frac{\partial y}{\partial q}$ と $\frac{\partial y}{\partial r}$ を求める。

偏微分多変数関数
2025/6/23

与えられた3つの2重積分の値を計算します。それぞれ積分領域が異なることに注意してください。 (4) $\iint_{D_4} x \, dx \, dy$, $D_4 = \{(x, y) \,|\...

重積分極座標変換積分領域ヤコビアン
2025/6/23

区間が与えられたときの関数 $f(x) = \cos x$ の最大値と最小値を求める問題です。 (1) 区間 $[0, \pi]$ (2) 区間 $[-\pi, \pi]$

三角関数最大値最小値関数のグラフ
2025/6/23

この画像は、いくつかの関数の連続性について述べています。具体的には、多項式関数、指数関数、三角関数、対数関数、分数関数、無理関数が、それぞれ特定の区間で連続であると述べています。

関数の連続性多項式関数指数関数三角関数対数関数分数関数無理関数区間
2025/6/23

与えられた関数が連続である区間を求める問題です。 (1) $f(x) = \sqrt{1-x}$ (2) $f(x) = \frac{x+1}{x^2 - 3x + 2}$

関数の連続性平方根分数関数区間
2025/6/23

与えられた3つの関数 $f(x)$ が $x=0$ で連続であるかどうかを調べます。ここで $[x]$ はガウス記号($x$を超えない最大の整数)を表します。

連続性極限ガウス記号
2025/6/23

極限 $\lim_{x \to 0} \frac{\tan x}{x}$ を求める問題です。

極限三角関数ロピタルの定理
2025/6/23

以下の重積分の値を求めます。 (2) $\iint_{D_2} 2\log(1+x^2+y^2)dxdy$, $D_2 = \{(x,y) | 0 \le x^2+y^2 \le 1\}$ (3) $...

重積分極座標変換積分
2025/6/23