方程式 $2^x - 3x = 0$ が、区間 $3 < x < 4$ に少なくとも1つの実数解を持つことを示す問題です。

解析学中間値の定理指数関数方程式の解連続関数
2025/6/23

1. 問題の内容

方程式 2x3x=02^x - 3x = 0 が、区間 3<x<43 < x < 4 に少なくとも1つの実数解を持つことを示す問題です。

2. 解き方の手順

中間値の定理を利用します。

1. 関数 $f(x) = 2^x - 3x$ を定義します。

2. $f(3)$ と $f(4)$ の値を計算します。

3. $f(3)$ と $f(4)$ の符号が異なることを示します。

4. 中間値の定理より、$3 < x < 4$ の範囲に $f(x) = 0$ となる実数 $x$ が少なくとも1つ存在することが結論付けられます。

具体的に計算します。
f(x)=2x3xf(x) = 2^x - 3x
f(3)=233(3)=89=1f(3) = 2^3 - 3(3) = 8 - 9 = -1
f(4)=243(4)=1612=4f(4) = 2^4 - 3(4) = 16 - 12 = 4
f(3)=1<0f(3) = -1 < 0 であり、f(4)=4>0f(4) = 4 > 0 であるため、f(3)f(3)f(4)f(4) は符号が異なります。
f(x)f(x) は連続関数であるため、中間値の定理より、3<x<43 < x < 4 の範囲に f(x)=0f(x) = 0 となる実数 xx が少なくとも1つ存在します。

3. 最終的な答え

f(3)=1<0f(3) = -1 < 0f(4)=4>0f(4) = 4 > 0 であり、f(x)f(x)は連続関数であるから、中間値の定理より、方程式 2x3x=02^x - 3x = 03<x<43 < x < 4 の範囲に少なくとも1つの実数解を持つ。

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