2つの直線 $2x + ay + 2 = 0$ と $(a+1)x + y + 1 = 0$ が与えられたとき、次の条件を満たす定数 $a$ の値を求める問題です。 (1) 2直線が平行である。 (2) 2直線が垂直である。

代数学直線平行垂直傾き連立方程式方程式の解
2025/6/23

1. 問題の内容

2つの直線 2x+ay+2=02x + ay + 2 = 0(a+1)x+y+1=0(a+1)x + y + 1 = 0 が与えられたとき、次の条件を満たす定数 aa の値を求める問題です。
(1) 2直線が平行である。
(2) 2直線が垂直である。

2. 解き方の手順

(1) 2直線が平行であるとき:
2つの直線の式をそれぞれ l1:2x+ay+2=0l_1: 2x + ay + 2 = 0l2:(a+1)x+y+1=0l_2: (a+1)x + y + 1 = 0 とします。
l1l_1 の傾きを m1m_1l2l_2 の傾きを m2m_2 とすると、m1=2am_1 = -\frac{2}{a}m2=(a+1)m_2 = -(a+1)となります。
2直線が平行であるとき、m1=m2m_1 = m_2 が成り立ちます。ただし、a=0a=0の場合は l1l_1 が直線にならないため除きます。また、l2l_2yy の係数が 00 になる場合も考えなければいけませんが、ここでは yy の係数は 11 なのでその必要はありません。
したがって、
2a=(a+1)-\frac{2}{a} = -(a+1)
2=a(a+1)2 = a(a+1)
a2+a2=0a^2 + a - 2 = 0
(a+2)(a1)=0(a+2)(a-1) = 0
a=2,1a = -2, 1
(2) 2直線が垂直であるとき:
2直線が垂直であるとき、m1m2=1m_1 m_2 = -1 が成り立ちます。
したがって、
(2a)((a+1))=1(-\frac{2}{a})(-(a+1)) = -1
2(a+1)a=1\frac{2(a+1)}{a} = -1
2(a+1)=a2(a+1) = -a
2a+2=a2a + 2 = -a
3a=23a = -2
a=23a = -\frac{2}{3}

3. 最終的な答え

(1) 2直線が平行であるとき:a=2,1a = -2, 1
(2) 2直線が垂直であるとき:a=23a = -\frac{2}{3}

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