自然数 $n$ について、「$n$ が素数ならば、$n$ は奇数である」という命題が偽であることを示す。

数論素数命題反例偶数自然数
2025/6/23

1. 問題の内容

自然数 nn について、「nn が素数ならば、nn は奇数である」という命題が偽であることを示す。

2. 解き方の手順

命題が偽であることを示すには、反例を一つ見つければよい。「nn が素数」であり、かつ「nn は奇数ではない」という nn を見つければよい。言い換えれば、素数であり、かつ偶数である nn を見つければよい。素数は 11 と自分自身以外に正の約数を持たない自然数である。偶数は 22 で割り切れる数である。
22 は素数である(1122 以外に正の約数を持たない)。
22 は偶数である(22 で割り切れる)。
したがって、n=2n = 2 は反例である。

3. 最終的な答え

n=2n = 2 は素数であるが、奇数ではないので、与えられた命題は偽である。

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