1. 問題の内容
自然数 について、「 が素数ならば、 は奇数である」という命題が偽であることを示す。
2. 解き方の手順
命題が偽であることを示すには、反例を一つ見つければよい。「 が素数」であり、かつ「 は奇数ではない」という を見つければよい。言い換えれば、素数であり、かつ偶数である を見つければよい。素数は と自分自身以外に正の約数を持たない自然数である。偶数は で割り切れる数である。
は素数である( と 以外に正の約数を持たない)。
は偶数である( で割り切れる)。
したがって、 は反例である。
3. 最終的な答え
は素数であるが、奇数ではないので、与えられた命題は偽である。