ある放物線を、$x$軸方向に$-2$、$y$軸方向に$-2$だけ平行移動し、さらに原点に関して対称移動すると、放物線 $y = -x^2 + x - 8$ になった。もとの放物線の方程式を求める問題です。

代数学放物線平行移動対称移動二次関数方程式
2025/6/23

1. 問題の内容

ある放物線を、xx軸方向に2-2yy軸方向に2-2だけ平行移動し、さらに原点に関して対称移動すると、放物線 y=x2+x8y = -x^2 + x - 8 になった。もとの放物線の方程式を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、移動後の放物線の方程式 y=x2+x8y = -x^2 + x - 8 をもとに、逆の変換を行って元の放物線の方程式を求めます。
(1) 原点に関して対称移動する前の放物線の方程式を求める。
原点に関して対称移動するということは、xxx-x に、yyy-y に置き換えることです。
したがって、移動前の放物線の方程式は y=(x)2+(x)8-y = -(-x)^2 + (-x) - 8 となります。
これを整理すると、
y=x2x8-y = -x^2 - x - 8
y=x2+x+8y = x^2 + x + 8
となります。
(2) 平行移動する前の放物線の方程式を求める。
xx軸方向に2-2yy軸方向に2-2だけ平行移動する前の状態に戻すには、xx軸方向に22yy軸方向に22だけ平行移動すればよいです。
つまり、xxx2x-2 に、yyy2y-2 に置き換えます。
y2=(x2)2+(x2)+8y - 2 = (x-2)^2 + (x-2) + 8
y=(x24x+4)+(x2)+8+2y = (x^2 - 4x + 4) + (x - 2) + 8 + 2
y=x24x+4+x2+10y = x^2 - 4x + 4 + x - 2 + 10
y=x23x+12y = x^2 - 3x + 12

3. 最終的な答え

もとの放物線の方程式は、y=x23x+12y = x^2 - 3x + 12 です。

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