与えられた選択肢の中から、常に正しいものをすべて選択する問題です。選択肢は、無理数と有理数の和、積に関するものです。

数論無理数有理数数の性質
2025/6/24

1. 問題の内容

与えられた選択肢の中から、常に正しいものをすべて選択する問題です。選択肢は、無理数と有理数の和、積に関するものです。

2. 解き方の手順

各選択肢について、反例がないか検討します。
(1) 無理数と有理数の和は常に無理数である。
- 無理数を2\sqrt{2}、有理数を11とすると、2+1\sqrt{2} + 1は無理数です。一般的に、無理数aaと有理数bbの和が有理数ccになると仮定すると、a+b=ca+b = cよりa=cba = c - bとなり、aaが有理数になってしまうため、矛盾します。したがって、この選択肢は正しいです。
(2) 無理数と有理数の和は常に有理数である。
- (1)の議論から、この選択肢は誤りです。例えば、2+1\sqrt{2} + 1は無理数です。
(3) 無理数と有理数の積は常に無理数である。
- 無理数を2\sqrt{2}、有理数を22とすると、222\sqrt{2}は無理数です。ただし、有理数が00の場合は、0×2=00 \times \sqrt{2} = 0となり、有理数になります。したがって、「常に」無理数とは言えないので、この選択肢は誤りです。
(4) 有理数と無理数の積は常に有理数である。
- (3)の議論から、00の場合があるので、この選択肢は誤りです。

3. 最終的な答え

(1)

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