傾斜角 $\alpha$ の斜面の下端から、斜面の上方へ角度 $\theta - \alpha$ 、速さ $v$ で物体を投射する。重力加速度の大きさを $g$ とする。空気抵抗は無視できる。 (1) 物体の斜面への落下地点から斜面下端までの距離 $l$ を求めよ。 (2) 飛距離 $l$ を最大にする $\theta$ を求めよ。ただし、$\theta > \alpha$ 、$0 \le \alpha < \frac{\pi}{2}$ とする。
2025/6/24
1. 問題の内容
傾斜角 の斜面の下端から、斜面の上方へ角度 、速さ で物体を投射する。重力加速度の大きさを とする。空気抵抗は無視できる。
(1) 物体の斜面への落下地点から斜面下端までの距離 を求めよ。
(2) 飛距離 を最大にする を求めよ。ただし、 、 とする。
2. 解き方の手順
(1)
まず、物体の運動を水平方向と鉛直方向に分解する。
水平方向の加速度は なので、
鉛直方向の加速度は なので、
斜面の式は である。物体が斜面に落下する時、この式が成り立つので、
落下地点の座標は、
距離 は
(2)
を最大にするには、 となればよい。
3. 最終的な答え
(1)
(2)