ある商品を1個200円で仕入れます。 - 1個250円で売ると1日に600個売れます。 - 1円値下げするごとに売上個数は15個ずつ増加します。 - 1円値上げするごとに売上個数は15個ずつ減少します。 1日の利益を最大にする仕入れ個数と1個あたりの売り値を求める問題です。仕入れた商品はその日のうちに完売させるとします。

応用数学最適化二次関数最大値利益価格設定
2025/6/24

1. 問題の内容

ある商品を1個200円で仕入れます。
- 1個250円で売ると1日に600個売れます。
- 1円値下げするごとに売上個数は15個ずつ増加します。
- 1円値上げするごとに売上個数は15個ずつ減少します。
1日の利益を最大にする仕入れ個数と1個あたりの売り値を求める問題です。仕入れた商品はその日のうちに完売させるとします。

2. 解き方の手順

まず、1個あたりの売り値を xx 円とします。
売り値を250円から nn 円変更したとすると、x=250+nx = 250 + n と表せます。
売上個数は、60015n600 - 15n 個と表せます。
利益は、(売り値 - 仕入れ値)× 売上個数 で計算できます。
利益 PPnn の式で表すと、
P=(x200)×(60015n)P = (x - 200) \times (600 - 15n)
P=(250+n200)×(60015n)P = (250 + n - 200) \times (600 - 15n)
P=(50+n)×(60015n)P = (50 + n) \times (600 - 15n)
P=30000750n+600n15n2P = 30000 - 750n + 600n - 15n^2
P=15n2150n+30000P = -15n^2 - 150n + 30000
利益 PP が最大になる nn を求めるために、平方完成を行います。
P=15(n2+10n)+30000P = -15(n^2 + 10n) + 30000
P=15(n2+10n+2525)+30000P = -15(n^2 + 10n + 25 - 25) + 30000
P=15((n+5)225)+30000P = -15((n + 5)^2 - 25) + 30000
P=15(n+5)2+375+30000P = -15(n + 5)^2 + 375 + 30000
P=15(n+5)2+30375P = -15(n + 5)^2 + 30375
n=5n = -5 のとき、利益 PP は最大値30375円をとります。
このとき、売り値 xxx=250+n=2505=245x = 250 + n = 250 - 5 = 245 円です。
売上個数は 60015n=60015(5)=600+75=675600 - 15n = 600 - 15(-5) = 600 + 75 = 675 個です。

3. 最終的な答え

仕入れ個数:675個
1個あたりの売り値:245円

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