## 1. 問題の内容

離散数学順列場合の数整数数え上げ
2025/6/24
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1. 問題の内容

問題2は、6個の数字1, 2, 3, 4, 5, 6を重複なく使ってできる5桁の整数を小さい方から順に並べたとき、以下の問いに答える問題です。
(1) 初めて30000以上になる数を求め、それが何番目の数であるかを答える。
(2) 300番目の数を答える。
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2. 解き方の手順

**(1) 初めて30000以上になる数を求め、それが何番目か**
30000以上の数で最も小さいのは3xxxxの形です。ここでxには1,2,4,5,6のいずれかが入ります。
まず、1xxxxと2xxxxの形の数が何個あるかを考えます。
1xxxxの形の場合、残りの4つの桁には2,3,4,5,6の5つの数字から4つを選んで並べる順列となるので、P(5,4)=5×4×3×2=120P(5, 4) = 5 \times 4 \times 3 \times 2 = 120個です。
2xxxxの形も同様に、P(5,4)=120P(5, 4) = 120個です。
よって、1xxxxと2xxxxの形を合わせると120+120=240120 + 120 = 240個あります。
次に、3xxxxの形の数を考えます。30000以上の数で最も小さいのは31245です。
したがって、初めて30000以上になる数は31245です。
31245が何番目かですが、1xxxxの形が120個、2xxxxの形が120個あるので、31245は240+1=241240 + 1 = 241番目です。
**(2) 300番目の数を求める**
1xxxxと2xxxxの形を合わせると240個なので、300番目の数は3xxxxの形をしていることがわかります。
3xxxxの形は全部でP(5,4)=120P(5, 4) = 120個あります。
300番目の数は、3xxxxの形の中で、300240=60300 - 240 = 60番目の数です。
3xxxxの形で、最初に小さい順に並べたとき、31xxxの形が何個あるか考えます。
31xxxの形はP(4,3)=4×3×2=24P(4, 3) = 4 \times 3 \times 2 = 24個です。
次に、32xxxの形は同様に24個です。31xxxと32xxxを合わせると48個です。
6048=1260-48=12なので、33xxxはあり得ません。
次に、34xxxの形は同様に24個です。48個に加えて24個増えると48+24=7248+24=72個なので60を超えてしまいます。
したがって34xxxの形の数のうち12番目のものが求める数です。
341xxの形は、P(3,2)=3×2=6P(3, 2) = 3 \times 2 = 6個です。
342xxの形は、P(3,2)=6P(3, 2) = 6個です。
6+6=126+6=12なので342xxの形で最大のものが求める数です。
342xxの形で最大のものは34265です。
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3. 最終的な答え

(1) 初めて30000以上になる数は31245で、241番目です。
(2) 300番目の数は34265です。

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