問題8は、12人の生徒をいくつかのグループに分ける方法の数を求める問題です。問題9は、格子状の道において、PからQまで最短経路で移動する方法の数を求める問題です。

離散数学組み合わせ順列組み合わせ論最短経路
2025/6/24
## 問題の回答

1. 問題の内容

問題8は、12人の生徒をいくつかのグループに分ける方法の数を求める問題です。問題9は、格子状の道において、PからQまで最短経路で移動する方法の数を求める問題です。

2. 解き方の手順

### 問題8
(1) 12人から7人を選ぶ組み合わせを計算します。これは 12C7{}_{12}C_7 または 12C5{}_{12}C_5 と表せます。
12C7=12!7!5!=12×11×10×9×85×4×3×2×1=792{}_{12}C_7 = \frac{12!}{7!5!} = \frac{12 \times 11 \times 10 \times 9 \times 8}{5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1} = 792 通り
(2) 12人から6人を選び、残りの6人から4人を選び、残りの2人から2人を選ぶ組み合わせを計算します。
12!6!4!2!=12×11×10×9×8×74×3×2×1×2×1=13860\frac{12!}{6!4!2!} = \frac{12 \times 11 \times 10 \times 9 \times 8 \times 7}{4 \times 3 \times 2 \times 1 \times 2 \times 1} = 13860 通り
(3) 12人から6人を選び、残りの6人をもう一つのグループに入れる組み合わせを計算します。
12C6=12!6!6!=12×11×10×9×8×76×5×4×3×2×1=924{}_{12}C_6 = \frac{12!}{6!6!} = \frac{12 \times 11 \times 10 \times 9 \times 8 \times 7}{6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1} = 924 通り
(4) 12人から6人を選び、残りの6人をもう一つのグループに入れる組み合わせを計算しますが、2つのグループの区別がないため、2で割ります。
12C62=9242=462\frac{{}_{12}C_6}{2} = \frac{924}{2} = 462 通り
(5) 12人から8人を選び、残りの4人から2人を選び、残りの2人から2人を選ぶ組み合わせを計算します。最後の2つのグループの区別がないため、2で割ります。
12!8!2!2!2!=12C8×4C2×2C2/2=12!8!2!2!×12!=12×11×10×92×2×6×12×1=3465\frac{12!}{8!2!2!2!} = {}_{12}C_8 \times {}_{4}C_2 \times {}_{2}C_2 / 2 = \frac{12!}{8!2!2!} \times \frac{1}{2!} = \frac{12 \times 11 \times 10 \times 9}{2 \times 2} \times \frac{6 \times 1}{2 \times 1}= 3465
(6) 12人から3人を選び、残りの9人から3人を選び、残りの6人から3人を選び、残りの3人から3人を選ぶ組み合わせを計算します。4つのグループの区別がないため、4!で割ります。
12!3!3!3!3!4!=12C3×9C3×6C3×3C3/4!=12×11×103×2×1×9×8×73×2×1×6×5×43×2×1×1/(4×3×2×1)=36960024=15400\frac{12!}{3!3!3!3!4!} = {}_{12}C_3 \times {}_{9}C_3 \times {}_{6}C_3 \times {}_{3}C_3 / 4! = \frac{12 \times 11 \times 10}{3 \times 2 \times 1} \times \frac{9 \times 8 \times 7}{3 \times 2 \times 1} \times \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} \times 1 / (4 \times 3 \times 2 \times 1) = \frac{369600}{24} = 15400
### 問題9
(1) PからQまでの最短経路の総数は 7C3=7!3!4!=35{}_{7}C_3 = \frac{7!}{3!4!} = 35通り。PからRまでの最短経路の総数は3C1=3{}_{3}C_1 = 3通り。RからQまでの最短経路の総数は 4C2=4!2!2!=6{}_{4}C_2 = \frac{4!}{2!2!} = 6通り。したがって、Rを通る経路の総数は 3×6=183 \times 6 = 18通り。
(2) PからQまでの総経路数は35通り。Pから×印までの経路数は 3C2=3{}_{3}C_2 = 3通り。×印からQまでの経路数は 4C1=4{}_{4}C_1 = 4通り。したがって、×印を通る経路数は 3×4=123 \times 4 = 12通り。×印を通らない経路数は 3512=2335 - 12 = 23通り。
(3) Rを通り、×印を通らない経路数を求めます。
PからRまでの経路数は 3C1=3{}_{3}C_1 = 3通り。
Rから×印までの経路数は 1C1×1C0=1{}_{1}C_1 \times {}_{1}C_0 = 1通り。
×印からQまでの経路数は 4C1=4{}_{4}C_1 = 4通り。
Rを通って×印も通る経路数は 3×1×4=123 \times 1 \times 4 = 12通り。
Rを通る経路数は18通りなので、Rを通って×印を通らない経路数は 1812=618-12 = 6通り。

3. 最終的な答え

問題8:
(1) 792通り
(2) 13860通り
(3) 924通り
(4) 462通り
(5) 3465通り
(6) 15400通り
問題9:
(1) 18通り
(2) 23通り
(3) 6通り

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