与えられた問題は、広義積分 $\int_{0}^{\infty} e^{-x} dx$ を計算することです。

解析学積分広義積分指数関数極限
2025/6/24

1. 問題の内容

与えられた問題は、広義積分 0exdx\int_{0}^{\infty} e^{-x} dx を計算することです。

2. 解き方の手順

まず、不定積分 exdx\int e^{-x} dx を求めます。
exe^{-x} の原始関数は ex-e^{-x} なので、
exdx=ex+C\int e^{-x} dx = -e^{-x} + C
次に、広義積分の定義に従い、積分の上限を無限大から有限の値 tt に置き換えて、その極限を計算します。
0exdx=limt0texdx\int_{0}^{\infty} e^{-x} dx = \lim_{t \to \infty} \int_{0}^{t} e^{-x} dx
0texdx=[ex]0t=et(e0)=et+1=1et\int_{0}^{t} e^{-x} dx = [-e^{-x}]_{0}^{t} = -e^{-t} - (-e^{-0}) = -e^{-t} + 1 = 1 - e^{-t}
ここで、tt \to \infty の極限を計算します。
limt(1et)=1limtet=10=1\lim_{t \to \infty} (1 - e^{-t}) = 1 - \lim_{t \to \infty} e^{-t} = 1 - 0 = 1

3. 最終的な答え

0exdx=1\int_{0}^{\infty} e^{-x} dx = 1

「解析学」の関連問題

定積分 $\int_0^1 2^t dt$ を計算してください。

定積分指数関数積分
2025/6/25

与えられた6つの関数を $x$ で微分する問題です。

微分導関数微分公式合成関数積の微分
2025/6/25

与えられた積分を計算します。積分は $y = \int \frac{mg}{b}(e^{-\frac{b}{m}t} - 1) dt$ です。

積分積分計算置換積分指数関数不定積分
2025/6/25

次の定積分を計算します。 $\int_{0}^{\pi} x \cos(3x) dx$

定積分部分積分三角関数
2025/6/25

与えられた8つの不定積分を計算する問題です。

不定積分積分計算三角関数指数関数代数計算
2025/6/25

テイラー展開(またはマクローリン展開)を用いて、オイラーの公式を証明する問題です。オイラーの公式は、$e^{ix} = \cos x + i \sin x$ で表されます。

テイラー展開マクローリン展開オイラーの公式複素指数関数三角関数
2025/6/25

問題108では、与えられた関数 $f(x)$ が連続である区間を求める必要があります。 (1) $f(x) = \frac{1}{x}$ (2) $f(x) = \frac{x+2}{x^2-x+1}...

連続性関数分数関数区間
2025/6/25

複素積分 $\oint_C \bar{z} dz$ を計算します。ただし、$C = \{z \mid |z| = 1\}$ は単位円周を表し、積分路は正方向(反時計回り)です。

複素積分複素数線積分積分
2025/6/25

放物線 $y = 4x - x^2$ と直線 $y = x$ で囲まれた部分を、$x$ 軸の周りに1回転させてできる回転体の体積 $V$ を求める問題です。

積分体積回転体定積分放物線直線
2025/6/25

放物線 $y = 4x - x^2$ と直線 $y = x$ で囲まれた部分を、$x$ 軸の周りに回転させてできる回転体の体積 $V$ を求める。

積分体積回転体定積分
2025/6/25