次の2つの2次不等式を解く問題です。 (1) $x^2 - 5x + 6 > 0$ (2) $-6x^2 - x + 2 \geq 0$

代数学二次不等式因数分解不等式2次関数
2025/6/25

1. 問題の内容

次の2つの2次不等式を解く問題です。
(1) x25x+6>0x^2 - 5x + 6 > 0
(2) 6x2x+20-6x^2 - x + 2 \geq 0

2. 解き方の手順

(1) x25x+6>0x^2 - 5x + 6 > 0
まず、左辺を因数分解します。
(x2)(x3)>0(x - 2)(x - 3) > 0
この不等式を満たす xx の範囲を求めます。2次関数のグラフで考えると、x2x^2 の係数が正なので、放物線は下に凸です。したがって、y=(x2)(x3)y = (x - 2)(x - 3) が0より大きくなるのは、x<2x < 2 または x>3x > 3 のときです。
(2) 6x2x+20-6x^2 - x + 2 \geq 0
まず、両辺に -1 をかけます。不等号の向きが変わることに注意してください。
6x2+x206x^2 + x - 2 \leq 0
次に、左辺を因数分解します。
(2x1)(3x+2)0(2x - 1)(3x + 2) \leq 0
この不等式を満たす xx の範囲を求めます。2次関数のグラフで考えると、x2x^2 の係数が正なので、放物線は下に凸です。したがって、y=(2x1)(3x+2)y = (2x - 1)(3x + 2) が0以下になるのは、2つの解の間です。
2x1=02x - 1 = 0 より x=12x = \frac{1}{2}
3x+2=03x + 2 = 0 より x=23x = -\frac{2}{3}
したがって、23x12-\frac{2}{3} \leq x \leq \frac{1}{2}

3. 最終的な答え

(1) x<2x < 2 または x>3x > 3
(2) 23x12-\frac{2}{3} \leq x \leq \frac{1}{2}

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