放物線 $y=2x^2-4x-1$ について、以下の2つの問いに答えます。 (1) この放物線の頂点の座標を求めます。 (2) この放物線を $x$ 軸方向に $2$, $y$ 軸方向に $-1$ だけ平行移動したとき、移動後の放物線の方程式を求めます。

代数学二次関数放物線頂点平行移動平方完成
2025/6/26

1. 問題の内容

放物線 y=2x24x1y=2x^2-4x-1 について、以下の2つの問いに答えます。
(1) この放物線の頂点の座標を求めます。
(2) この放物線を xx 軸方向に 22, yy 軸方向に 1-1 だけ平行移動したとき、移動後の放物線の方程式を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 頂点の座標を求める。
与えられた放物線の方程式 y=2x24x1y=2x^2-4x-1 を平方完成します。
y=2(x22x)1y = 2(x^2 - 2x) - 1
y=2(x22x+11)1y = 2(x^2 - 2x + 1 - 1) - 1
y=2((x1)21)1y = 2((x-1)^2 - 1) - 1
y=2(x1)221y = 2(x-1)^2 - 2 - 1
y=2(x1)23y = 2(x-1)^2 - 3
したがって、頂点の座標は (1,3)(1, -3) です。
(2) 平行移動後の放物線の方程式を求める。
放物線 y=2x24x1y=2x^2-4x-1xx 軸方向に 22, yy 軸方向に 1-1 だけ平行移動した放物線の方程式を求めます。
平行移動の公式より、元の放物線の方程式 y=f(x)y = f(x)xx 軸方向に aa, yy 軸方向に bb だけ平行移動した放物線の方程式は yb=f(xa)y - b = f(x - a) となります。
したがって、求める方程式は
y(1)=2(x2)24(x2)1y - (-1) = 2(x - 2)^2 - 4(x - 2) - 1
y+1=2(x24x+4)4x+81y + 1 = 2(x^2 - 4x + 4) - 4x + 8 - 1
y+1=2x28x+84x+81y + 1 = 2x^2 - 8x + 8 - 4x + 8 - 1
y+1=2x212x+15y + 1 = 2x^2 - 12x + 15
y=2x212x+14y = 2x^2 - 12x + 14
または頂点の移動を利用します。頂点の座標 (1,3)(1,-3)xx 軸方向に2、yy 軸方向に-1だけ平行移動すると、新しい頂点の座標は (1+2,31)=(3,4)(1+2, -3-1) = (3, -4) となります。
よって、平行移動後の放物線の方程式は y=2(x3)24y = 2(x-3)^2 - 4 となります。これを展開すると
y=2(x26x+9)4y = 2(x^2 - 6x + 9) - 4
y=2x212x+184y = 2x^2 - 12x + 18 - 4
y=2x212x+14y = 2x^2 - 12x + 14
となります。

3. 最終的な答え

(1) 頂点の座標: (1,3)(1, -3)
(2) 移動後の放物線の方程式: y=2x212x+14y = 2x^2 - 12x + 14

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