図のような碁盤目状のマス目に、1から反時計回りに自然数を順に並べていく。 1の行の2番目は6, 3番目は19, 4番目は40となる。20番目の数値を求めよ。

代数学数列等差数列二次関数一般項計算
2025/6/25

1. 問題の内容

図のような碁盤目状のマス目に、1から反時計回りに自然数を順に並べていく。
1の行の2番目は6, 3番目は19, 4番目は40となる。20番目の数値を求めよ。

2. 解き方の手順

この問題は、ある規則に従って数字が並んでいる碁盤目状のマス目において、20番目の数字を求めるものです。与えられた数字(1, 6, 19, 40)から規則を推測する必要があります。数字の差を計算することで規則性を見つけます。
61=56 - 1 = 5
196=1319 - 6 = 13
4019=2140 - 19 = 21
差を見てみると、5, 13, 21 となっています。これらの差も計算してみましょう。
135=813 - 5 = 8
2113=821 - 13 = 8
差が8で一定なので、これは等差数列であることがわかります。つまり、数字は2次関数的に増加します。
数列の一般項を ana_n とすると、a1=1a_1 = 1 であり、差の数列の一般項を bnb_n とすると、b1=5b_1 = 5 であり、公差は8です。したがって、bn=5+(n1)8=8n3b_n = 5 + (n-1)8 = 8n - 3 です。
an=a1+k=1n1bk=1+k=1n1(8k3)=1+8k=1n1k3k=1n11a_n = a_1 + \sum_{k=1}^{n-1} b_k = 1 + \sum_{k=1}^{n-1} (8k - 3) = 1 + 8\sum_{k=1}^{n-1} k - 3\sum_{k=1}^{n-1} 1
k=1n1k=(n1)n2\sum_{k=1}^{n-1} k = \frac{(n-1)n}{2}
k=1n11=n1\sum_{k=1}^{n-1} 1 = n-1
an=1+8(n1)n23(n1)=1+4n(n1)3n+3=1+4n24n3n+3=4n27n+4a_n = 1 + 8 \frac{(n-1)n}{2} - 3(n-1) = 1 + 4n(n-1) - 3n + 3 = 1 + 4n^2 - 4n - 3n + 3 = 4n^2 - 7n + 4
したがって、an=4n27n+4a_n = 4n^2 - 7n + 4
20番目の数値を求めるので、n=20n=20 を代入します。
a20=4(20)27(20)+4=4(400)140+4=1600140+4=1464a_{20} = 4(20)^2 - 7(20) + 4 = 4(400) - 140 + 4 = 1600 - 140 + 4 = 1464

3. 最終的な答え

1464

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